kaeruのつぶやき

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99歳の死 畑田重夫さん。

2022-11-24 22:10:12 | 日本共産党のこと。

畑田重夫さんが亡くなった記事が昨日の「しんぶん赤旗」に載っていたのを見落としていました。

もう30年以上前だと思いますが、民商の講演会への講師依頼でその頃住んでおられた大田区のお住まいに伺ったことがあります。

講演会の件のあと少しの時間でしたが団体の専従者の学習について言われた事、ある団体の県組織相互で勢の違いがある時そこの専従者の学習の度合に違いがあるように見える、と。時局問題だけでなく理論学習を深めているか、そこが大切だという趣旨を話されました。

その後、鎌倉に住まわれていましたが、お会いすることもなく伊豆の施設に移られました。

今日の「しんぶん赤旗」の「潮流」です。

最後にお会いしたのは去年の暮れでしたね。 待ち合わせの駅に笑顔で現れたあなたは、 夢中になって語っていました。 ご自身のこと、政治のこと、 そして大好きな野球のこと 今年は自分が白寿、日本共産党が百寿を迎えることをなによりも喜んでいました。 99年の人生と重なる党の歴史。青春時代に軍隊生活を経験し、 仲間たちは輸送船とともに海に沈みました。 生き残ったひとりとして反戦平和のために1日でも1時間でも長く元気に生きると決意しました

戦後学者となったあなたは 「ひと」 を残しました。 手弁当で講師をひきうけ、若者や働く人びとに学ぶ喜びをひろめました。 それぞれの興味や関心、 要求から出発し、より深く物事を理解できるように心を込めて

あなたは、つねに日本国憲法を生活の中に置いて行動していました。 条文を初めて読んだときに覚えた感動を忘れず、とくに戦争放棄と戦力を持つことを禁じた9条を絶対に守りぬく。 それを生涯の使命と課して、改憲の動きに目を光らせてきました

あなたは、 たたかうものをいつも励ましました。 本紙 「読者の広場」 への投稿は生きる希望に満ち、苦労のなかで活動する人たちの背を押しました。 3カ月前の最後の投稿でも新たな学びを得た喜びと平和への思いがつづられていました

息が絶えるまで民主主義と社会の進歩に貢献したいと話していました。 あなたが種をまき育ててきた草の根は、いまも全国で歴史を一歩一歩前に動かす力に。 さようなら、 畑田重夫さん。