最近 テレビ番組で東京・豊洲地区等の湾岸沿いの高層マンション群の
景観が良く出てきます。
まるで外国の高層建物群を見ているような気がしていましたが いよいよ
日本もテレビ撮影の背景として 「絵」 になる街が出来つつあります。
豊洲の人口は10年前の1.8倍に増え ある小学校では受け入れ態勢が足らない
状態になり 校舎の建て増しをしているところもあるそうです。
東京周辺の関東地方には中古マンションと中古戸建住宅を合わせて5万件以上
賃貸住宅は150万件以上が空家状態です。
それでも通勤に便利で都市施設の充実した都心近くに人口が集中します。
東京が発展することは素晴らしいことでしょうが 何か不自然な気がします。
タワーマンションについては昔見た映画 「タワーリング・インフェルノ」
を思い出し 危うさを感じます。
大手デベロッパーは免震構造なので安心を売りに販売していますが 想定外
の問題が起きないとも限りません。
タワーマンションが大地震に耐えたとしても 下水等の都市施設のインフラが
破壊されれば直ちに生活に影響が発生します。
原発事故で指摘される 「トイレのないマンション」 そのものです。
マンションが残っても住めない状態になった時 もう一つ残るものがあります。
「住宅ローン」です。
身内からの援助で購入できた裕福な家族は耐えられるでしょうが 節約生活で
やり繰りし 住宅ローンを組んで購入した家族は悲惨です。
今年 全国で20件に1件の割合で住宅ローンの破綻が起きているそうです。
地震国日本 地盤の悪い東京も将来地震が起きることが想定されています。
地震予報もよくある 「想定外」 であってほしいものです。
