案の定、ウルビーノではバス停を間違え、ひとつ手前のバス停で降りてしまった。荷物を引きずって上り坂をよろよろ進むとBarがあり、そこでホテルへの道のりを尋ねた。そこの常連らしい素敵なマダムやおじさんやらを巻き込むことになり・・・(^^;
イタリア的親切心大盛りの素敵マダムがホテルに電話をかけてくれ、なんとホテルのお兄さんが車でBarまでお出迎えに来てくれたのだった。ご迷惑をおかけした皆さん、本当にありがとうございました!!
ということで、ホテルの場所探しをしないで済んだという、不幸中の幸いがございました(^^;;
ちなみに、フェデリーコ・ダ・モンテフェルトロの居城であったドゥカーレ宮のマルケ国立美術館はさすがに「国立」という内容で、ラフエッロ《ラ・ムータ》がトリノ出張中ではあったものの、ピエロ・デッラ・フランチェスカ2作品やベッリーニ作品など、たっぷりと鑑賞することができた。で、意外にも素描室にアンニバレ・カラッチのパラッツォ・ファルネーゼのフレスコ画下絵やドメニッキーノフレスコ画下絵などもあり、バロッチ作品ともども見応えがあった。バロッチがウルビーノ出身だったことを初めて知ってしまったが、確かにデッラ・ローヴェレ家の仕事をしていたものね。
今回のマルケ旅行についてはボローニャに戻ってから改めて詳細にリポートするとして、旅はウルビーノからペーザロ経由でアンコーナに1泊、翌日はロレート(《ロレートの聖母》で有名)にバスで行き、そこで1泊。今日はレカナーティに行き、びっくりしたマリア様で有名な《受胎告知》を観、ロレートに戻ってアンコーナへ。このルートはロレンツォ・ロットのコースと言っても良いかも。
ということで、ただ今アンコーナのホテルなのだ。おととい泊まった時はWi-Fiが繋がらなかったのだが、今日は大丈夫のようだ。しかし、メールのリサインが出ているので、ちょっと怖くてメールチェックはボローニャに帰ってからしようと思っている。
ちなみに、今日のレカナーティやアンコーナは、ハプニング続きの話題てんこもり、そのおかげで疲労度が極限状態だ(^^;)。また明朝から続きが始まるので、無事であればレポートの方も続きを書きたいと思う。