(1)で書いたヒエロニムス・ボス《愚者の石の除去》感想文の続きになるのだが、会場で観ながら、外科医のロート帽子頭の左後方に見えるのは、もしや?!…と気になった。公式サイトのルーペで確認したのだが、「 Π 」に見えるのは、もしかしてブリューゲル《絞首台のかささぎ》と同じ「絞首台」なのではないか??
ヒエロニムス・ボス《愚者の石の除去》(1500-10年)の一部拡大
ピーテル・ブリューゲル《絞首台のかささぎ》(1568年)ヘッセン州立美術館
それと、作品が円の中に描かれているのは…もしかして、ボスの円が目であり地球であるという観点からすると、愚者の世界そのものということになるかもしれないなぁと思った。
美術ド素人の私にとって、ヒエロニムス・ボスの世界はワンダーランドのような気がする(^^;;