さて、なにから書こうか悩んだのですが、リミニの旅の続きから始めます。
ということで、扉の開く時間を待ち、テンピオ・マラテスティアーノ(Tempio Malatestiano)を再訪しました。
このテンピオはシジスモンド・パンドルフォ・マラテスタ(通称:リミニの狼)(Sigismondo Pandolfo Malatesta , detto il lupo di Rimini, 1417 –1468)がレオン・バティスタ・アルベルティ(Leon Battista Alberti, 1404 – 1472)に設計を依頼したものです。(でも、未完なのですよ)
この写真からわかるように、古典様式がゴシック教会を覆っています。観ながら、平泉の金色堂を覆うコンクリート建物と同じね、と思ってしまいました(めちゃ卑近な例でスミマセン(^^ゞ)。
テンピオ内の正面、中央祭壇が見えます。
中央祭壇には、ジョット《リミニの十字架(Crocifisso di Rimini)》(1301-02年)があります。
テンピオの入口方向を見たところです。左にある洗礼盤の後ろに見えるのがシジスモンドのお墓です。意外にも質素なんです。というのも、入口を入って最初の左側にシジスモンドを顕彰する素晴らしくも豪奢でモニュメンタルな礼拝堂(?)があり、それも棺っぽい箱が掲げられていたので、私はてっきりシジスモンドの眠る棺だと思ったくらいです(大汗)。
浮彫でも相変わらず怖い目つきのシジスモンドなのです(^^;。獲物を狙う狼の目付き?