国立西洋美術館「プラド美術館展-ベラスケスと絵画の栄光」の感想をサクッと(^^ゞ
「プラド美術館」
正直、一昨年のプラド漬けの満腹感と比べると、あっさり茶漬けの食後感のような気もしたが(ごめんなさい💦)、スペイン美術の素養の無い私には勉強になること多々だった。それに図録も濃くって、やはりスペインだわと思った
「フェリペ4世の宮廷を中心に、17世紀スペインの国際的なアートシーンを再現し、幅広いプラド美術館のコレクションの魅力をたっぷりとご覧いただきます。」(公式サイトから)
なので、展覧会を観ながら確かに「ベラスケス展」とは言えないのが了解できたけど、なんだか章立てが苦しそうにも見えた、と言うよりも、私が見ていて疲れたということなんだと思う
展覧会構成は、Ⅰ)芸術 Ⅱ)知識 Ⅲ)神話 Ⅳ)宮廷 Ⅴ)風景 Ⅵ)静物 Ⅶ)宗教 *)芸術理論
でも、当時のスペイン画壇で活躍した画家たち作品も魅力的だったし、その繋がりと広がりも興味深い。でもね、もしベラスケス《アラクネの寓話(織女たち)》が来日していれば、ティツィアーノからルーベンス、そしてベラスケスと繋がる系譜が即了解されるのに、と残念でもあった。
で、次回は目を惹かれた作品などをサクッと触れたいと思うのだが、ちなみに、リベーラが「ジュゼペ・デ・リベーラ」と表記されていて、おやっ?!スペイン語読みじゃなくイタリア語読みじゃありませんか!!と嬉しくなってしまった(笑)。カラヴァッジョのテネブリズムがスペインに伝搬するにはリベーラの存在は欠かせませんもの