福岡に一泊二日で行ってきた。もちろん、お目当ては福岡市美術館「永遠の都 ローマ展」であったが、更に、事前にゲストの山科さんから九州国立博物館「長沢芦雪」展チケット、及び、福岡&大宰府情報を頂いていたので、しっかり楽しむことができた。(山科さんに感謝!!)
仙台空港から朝一便のANA&IBEX便機(CRJ700)で福岡へ。上空から見た福岡は仙台よりずっと大都会だと思った。
ちなみに、福岡空港に着いたら最初に聞こえてきたのは韓国語で、福岡市内でも大宰府でも韓国人観光客の多さには驚いてしまった。地理的に見ても近いしね。
予約したホテルはJR博多駅のすぐ近くで、地下鉄空港線で2駅という近さは非常に便利。ホテルに荷物を預けた後は、早速福岡市美術館に向かう。再び空港線に乗って大濠公園へ。
福岡市美術館の建物はなんだか既視感があって、それもそのはず、前川國男設計なのね。私的に東京都美術館と宮城県美術館の両方の面影を感じてしまったのだわ。
朝食抜きで福岡に来たので、「ローマ展」を観る前にまずは腹ごしらえということで、山科さんお薦めでもある館内のレストラン「プルヌス」で朝食兼昼食を。窓からの大濠公園の眺めも食事も本当に楽しめました。
https://www.kys-newotani.co.jp/hakata/restaurant/museum-restaurant/
ちなみに、大濠公園は中国杭州の西湖をモチーフにしているそうで、向こう岸の白い橋など見ていると、なんとなくそんな気もしてくる広い公園だった。
ちなみに、福岡市美術館「ローマ展」(カラヴァッジョ♪)及び常設展(見応えあり!)の感想は別途書く予定なので、ここでは飛ばしてしまいます。
ということで、福岡市美術館で展覧会&常設展をしっかり観た後は近くの「鴻臚館」(遺跡)を訪ねた。閉館時間ぎりぎりで滑り込みセーフ。
https://fukuokajyo.com/kourokan/
博多港が昔から大陸や半島との交易拠点だったことがよくわかり、国際的な街並みを形成していたのだろうなぁと想いを馳せてしまった。ちなみに、当時の「鴻臚館」は海に面していたようだが、現在の地形から見ると大分埋め立てされたのだろうね?
「鴻臚館」を出た後は福岡城址に向かった。
天守閣跡は残念ながら工事中で立ち入り禁止になっていたが、それでも歳を顧みず大きな石段をよじ登って近くまで行ったのだった。途中で韓国人青年2人組に「潮見櫓」の場所を(韓国語&スマホで)尋ねられたのだが、残念ながら仙台から来たばかりの観光客なのでわかるはずもありませんってば。その後城址内を散策していたら私も見つけましたけどね。下↓写真は下から見た眺め。
ということで、第一日目は展覧会&常設展の立ちっぱなし鑑賞と福岡城址散策ですっかり疲れ果てたし陽も暮れてきたので、チェックインのためホテルに戻ることにしたのだった。
で、山科さんの《メロンを持つ若者》について、拝読いたしました。山科さんは「サラチェーニの下宿人」の筆に似たものをご覧になったのですね。私的にも金属の光沢表現など、なにかしら北方の画家的なものを感じました。
当時のローマにはイタリア国内だけでなく欧州各地からも画家たちが集まっていましたから、カラヴァッジェスキの作風ではあるものの、やはり作者を特定するのは難しいのかもしれませんね。
展示のうち「メロンをもつ若者」についてはURLで。