花耀亭日記

何でもありの気まぐれ日記

ベルリン国立絵画館のとんでもない話(追記)

2012-08-18 01:40:19 | 美術館
国立西洋美術館で「ベルリン国立美術館展」を観た。会社を休んでまで初日に観に行くほどベルリン国立絵画館は私的に思い入れのある美術館である(なにしろ3度もベルリン詣でしたのだから)。なので、えーっ「ベルリン国立美術館展」だったのね(^^;;、と、ちょっとばかり拍子抜けしたのだが、その展覧会感想は後回しにする。と言うのも、ベルリン国立絵画館でとんでもない話が持ち上がっているらしい。


ベルリン国立絵画館(Gemäldegalerie)文化フォーラム

ベルリン(政府)がPietzschコレクション(現代美術コレクション)を、一括展示を条件に寄贈を受け、それではと、なんと国立絵画館のスペースを提示したらしい。国立絵画館の所蔵作品はボーデ博物館に分割展示&一時お蔵入りするとのこと。ボーデ博物館隣接展示スペースを増築後、古典絵画作品が一堂に展示再開するのは2018年の予定らしい。おいおい6年後だとぉ?(-_-)/~~~ピシー!ピシー!

現代美術のために古典絵画がその展示場所を失うなんて信じられない。あの素晴らしい所蔵作品群をバラバラにするつもり?! 引き受けるボーデ美術館側も所蔵作品の展示数削減に追い込まれる見込み。

カラヴァッジョの《勝ち誇るアモル》はどうなるの?ホルツシューアーさんはどうずるの?まさかファン・エイクはお蔵入りとか?? ううっ、許せんっ!!


どうやら私と同じようにドイツの美術史専門家さまたちもお怒りです。現在ネットで署名活動中のご様子。
http://www.kunsthistoriker.org/offener_brief_gemaeldegalerie.html

ずっとネットを離れていたので、日本で話題になっているのかわからないが、とにかくこれはゆゆしき出来事だと思う。どうして現代美術の犠牲に?!

(偶然ネットで知って、驚きのあまり支離滅裂の文章になってしまった。若干修正はしたけど、お見苦しくてごめんなさい)

追記:上記の記事は自動翻訳機を使ったので、私の早とちり・誤解があるかもしれず、もし間違っていたら申し訳ありません<m(__)m>。この記事を削除したくなっています(^^;;;;;


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6 コメント

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Unknown (oki)
2012-08-18 22:51:15
Juneさん大丈夫ですか?
こちらも夏バテが惨いですが、なんとか生きてます。
ドイツと言うと、ドキュメンタとかいう催しやってますね、現代美術。
今年はともかく、西洋美術館にラファエロが来ますね、来年。
ベルリン国立美術館、そんなに思い入れあったのですか、彫刻がずいぶん来てますね。
後藤さんの須田に行けなくてー体調不良ーなんとも。
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okiさん (花耀亭)
2012-08-21 05:05:31
暑中お見舞い申し上げます。
まだまだ暑い日が続きますが、夏バテを無事乗り切ってくださいね。
okiさんは現在美術好きですが、古典絵画好きの私はやはりラファエッロ来日がとても楽しみです。
で、思い入れのあるのは、ベルリン国立美術館というよりもその中の「ベルリン国立絵画館」なのです。彫刻は「ボーデ博物館」からだと思います。
須田国太郎は後藤さんの著作が素晴らしく、私も葉山で観たかったのですが、残念ながら行けませんでした(涙)。
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Unknown (oki)
2012-08-22 02:02:10
ああそうそう、ベルリンの美術館は群でしたね。絵画館は絵画館として独立してあるわけだ。
まあ良いじゃないですか、その間に、カラヴァッジョはじめとする作品が、世界で展示され、日本に来る機会があるかもしれないし。
フェルメール人気で西洋美術館での展覧会でも、僕は空いていたレンブラントばかり観てましたよ。
もうJuneさんは、都美術館には行かれたのかな?こちらもレンブラント凄いですね。
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Unknown (桂田)
2012-08-23 02:25:48
こんばんは。すっかりご無沙汰しています。まずは、ブログ更新を再開された事、とても嬉しく思っています。私は、日本を離れてからすっかり美術館通いからとおざかってしまっています(と言いつつ、一時帰国の際にはちゃっかり観れるものを観ていますが・・・)。
ヨーロッパの美術館は、古典絵画と現代美術の均衡をうまくとりつつ、良い展示を保ち続けてくれているところに懐の深さを感じていて、欧州文化自体にも敬意を持っていました。しかし、このニュースには、落胆させられます・・・古典絵画は6年後にボーデ美の増築部分で公開されるということですが、寄贈された現代美術の方が優先されるという事実にとても悔しさを感じます。
このニュースに驚き、思わずコメントを入れさせていただきました。6年後に古典絵画がここに移されて良かったと思えるような展示ができることに期待したいです。
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okiさん (花耀亭)
2012-08-24 02:08:14
こんばんは。
そうですね、okiさんのおっしゃる通りカラヴァッジョが来日する機会もあるかもしれませんね。前向きに考えないと。。。
西美&都美のフェルメール人気は本当に凄いですね。特に都美の《真珠の耳飾りの少女》前の列には驚きました。それも近くに寄れないのだし、「観る」ではなく「見る」だと思いました。観客も作品も可哀そうです。
両展覧会、相対的にレンブラント前が空いているというのも面白いですね。今回は《ミネルバ》をしみじみ観てしまいました。レンブラントはやはり素晴らしいですよね。
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桂田さん (花耀亭)
2012-08-24 03:14:43
ご無沙汰しておりました。お元気ですか?
お葉書、ありがとうございました。お仕事も、住環境も大変だと思いますが、どうぞご家族の皆さんともどもご健康には気を付けてくださいね。
でも、時々はご帰国され、美術館もちゃっかりというのは嬉しいですね。ご感想文も、ぜひ♪

で、ベルリンの話を知って、驚きあきれ、つい突っ走ってブログ再開となりました(^^;;
詳細に誤記があるかもしれませんが(汗)、とにかく現代美術コレクションのために展示場所を追いやられるというのは古典絵画好きには情けない話です。
桂田さんのおっしゃる通り、6年後の展示に期待したいものです。併せて、ドイツの皆さんの署名活動が功を奏することも祈りつつ。。。
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