国立西洋美術館「アルチンボルド展」を観た。
で、取りあえずの感想をサクッと…書く前に…私は知りませんでした(>_<)
「ジュゼッペ・アルチンボルド(?)《火》《大気》 本作品は所蔵者の都合により、6月24日(土)から公開予定です。」(公式サイト&新チラシ)
これから展覧会をご覧になる方は6月24日以降がお勧めですね。
ということで、上記2作品は残念なから観られなかったが、展覧会自体は私的興味のツボを押さえてくれ、非常に面白かったのだ。
Ⅰ)アルチンボルドとミラノ Ⅱ)ハプスブルグ宮廷 Ⅲ)自然描写 Ⅳ)自然の奇跡 Ⅴ)寄せ絵 Ⅵ)職業絵とカリカチュアの誕生 Ⅶ)上下絵から静物画へ
特に「アルチンボルドとミラノ」は、ミラノを中心とするロンバルディアのレオナルド由来の自然主義的風土の中のアルチンボルド、「上下絵から静物画」は、アルチンボルドのミラノ帰還によるミラノ写実主義的静物画への影響の大きさ。それはミラノ修業時代の(多分に静物画嗜好の強い)カラヴァッジョにも多大な影響を与えていただろうことを確信させてくれる。
もちろん、今回のハイライトは「ハプスブルグ宮廷」画家として活躍したアルチンボルドの「綺想」作品を十分に楽しめる内容であるし、その「綺想」の意図する深さと大きさが見えてくるのだ。また、時代と宮廷の嗜好するものも非常に興味深い。新大陸からの珍しい文物が当時のヨーロッパ宮廷に驚きと収集への熱狂を起こしたことも偲ばれた。
展覧会の詳細な感想は次回にしたいのだが、最後にひとつだけ。図録、特に渡辺晋輔さんの「宮廷の野人」がすこぶる面白い!!
「アルチンボルド展」図録
仙台に戻ってから参考用に本棚から取り出した図録が3冊ある。もちろん、図録の1冊は去年の「ラヴァッジョ展」だが….
メトロポリタン美術館「Painters of Reality」展図録
国立西洋美術館「カポディモンテ美術館展」図録 なにせ、ファルネーゼ家だものね♪
重要な情報ありがとうございました。
正直言って「危なかった」「危ねー」
でした。
山科さんのご上京も間近ですね。どうぞ「バベルの塔」と「アルチンボルド」をしっかり楽しんで来てくださいね。(他にもご覧になるのかな??)
ご感想も楽しみにしておりますよ~(^_-)-☆
お気に召しますかどうか…(^_^;)
私は好きです。(o^^o)
このシリーズ面白過ぎます‼︎
こちらをどうぞ ↓
https://hh.pid.nhk.or.jp/pidh07/ProgramIntro/Show.do?pkey=001-20170323-31-02147
Youtube「夏野菜たちのランウェイ」をめちゃくちゃ楽しく見てしまいました~)^o^(
確かにミラノ出身アルチンボルドの《夏》野菜なんだもの(笑)。このシリーズは本当に面白すぎますね!!
で、なんと展覧会イベントに井上涼さん登場ですよ!♪
http://arcimboldo2017.jp/event/
ちなみに、Lezioneでアルチンボルドを「ピットーレ・ミネラーゼ」と言ってしまい、先生に「ミラネーゼ」と修正されましたです(^^ゞ
展覧会に行くか行かないかという判断を出品作により決めるということもありますが、多くの美術展は開催当日にならないと出品作品リストを公表しないようです。これは直前まで出品交渉をしていて確定できないためという事情があるので仕方ないと思っていますが、行く方の立場としては早く決まらないと予定が立てられないので、なるべく早く公表してほしいと願っているところです。
アルチンボルド展は来週の半ば頃に行く予定です。
で、むろさんさんのおっしゃる通り、展覧会を地方(東京も)に見に行く時は展示替え情報が必要になりますよね。「茶の湯展」や「国宝展」なんて4期展示替え(苦笑)。それなら事前に詳細情報を出して!とホント言いたいくらいです。でも、確かに作品交渉の事情もわかるので強くは言えないですよね(^^;
そして、むろさんさんの「アルチンボルド展」ご感想も楽しみにしておりますよ~(^_^)/
西洋美術のことはあまりコメントもできないので、皆様の記事やコメントを読んで理解しようと努めているところです。アルチンボルドも一愛好者、素人として見るだけなので、人様に読んでもらうような感想・意見はとても無理です。
確かに日本美術は日本語論文が読めるので、西洋美術よりは勉強しやすいかもしれませんね。でも日本史の知識も深堀りしないといけないようですね(・・;)
で、大学院の講義ってどのようなものなのでしょう??雲の上の世界なもので 想像がつかなくて(^^;
私など美術ド素人だからこそ勝手気ままな感想を書けるのであり、むろさんさんのようなアカデミックな研究をされる方たちが滅多に感想を書かれないのも理解できますね。