「カラヴァッジョ展」感想文を続けたいのだが、ちょっと所用ができ、日曜夜まで時間的余裕が無くなる。なので、番外編として、2011年春のローマ「Caravaggio a Roma」展を観た時に撮った画像を少し紹介したい。
パラッツォ・サピエンツァ「Caravaggio a Roma」展
以前にもブログで一部紹介したが、この国立公文書館での展覧会には、今回来日しているカラヴァッジョ事件簿などの所蔵史料が展示された。何しろ横文字苦手な私にはインクの滲むイタリア語筆記文字はお手上げで、今回の展覧会での日本語解説は本当に嬉しかった!
今回の「カラヴァッジョ展」にも来日している「史料」が展示された。
しかし、カラヴァッジョの取り調べ調書に描かれた剣のイラスト(?!)はしっかり覚えており、今回再会し、思わずニヤリとしてしまったのだけどね(笑)。
この展覧会にはバリオーネやオラッツィオ・ジェンティレスキなどの作品の他に、前回では紹介していなかったが、実はアンニバレ・カラッチ《聖女マルゲリータ》や、カラヴァッジョ《パウルス5世の肖像》も展示されていたのだ。
アンニバレ・カラッチ《聖女マルゲリータ》(1597-99年)サンタ・カテリーナ・デイ・フナーリ教会
この時点で《パウルス5世の肖像》が本当にカラヴァッジョ真作なのか私的に疑問だったので、ブログで紹介するのをためらっていた。
カラヴァッジョ《パウルス5世の肖像》個人蔵
今回の「カラヴァッジョ展」で作品の世界分布一覧の「個人蔵作品」の中に入っているのを見て、取りえず画像を出すことにした。近年、カラヴァッジョ真作発見報道が多く、カラヴァッジョ偏愛の美術ド素人は戸惑うばかりだ。
ということで、「カラヴァッジョ展」感想はまだまだ続きます(^^ゞ