奈良で毎年開催される正倉院展・・
今年は京都方面でも見たくなった物があり
行けるかどうわからないけれど、行けたらいいと
計画をして、なんと実行できた日帰り修学旅行。
一度行ってみたかったし、今年は即位20年で
何かいつもと違うような気がして・・
東京でも皇室の名宝展2.が開催されて正倉院御物が
含まれています。
まず一直線に奈良へ向かいました。
新幹線は朝2番です。1番はなんと品川発でした。
チケットを確認に来た車掌さんが
どうぞごゆっくりと言いながら切符を戻して
くれました。
新幹線の窓から富士山が見え始めると
デッキに行って写真を撮りました。
しばらくすると見えなくなって、新幹線も山の中を走って
富士山の周りを走っている感じ・・
イケメンの車掌さんが通りがかり、これからはあまり見えないですよ・・
何分ころが一番近づいて良く見えますと教えてくれました。
これってすごいことですね。
旅の始まりは軽快に滑り出しました。
京都で近鉄に乗り換え、何十年ぶりに奈良に降り立つ。
大和・・なんとおおらかな響きでしょう。
鹿せんべいを売っているお店の横にいたしかが面白かったのですが
写真を撮っている時間がありません。
博物館へまっしぐらです。
国立博物館前の下下味(かがみ)亭も建て直してカフェのようになってしまっていた。
(以前は炊き込みご飯のおひつを囲んで知らない人同士一緒に食事を
するに和食屋さんでした。)
初めての一人旅が奈良で、通っていたアトリエの友人に伝説の日吉館を紹介してもらい
航空地図を片手に明日香を歩き、奈良の町中の寺を散策した。
日吉館ではまったくの他人と同部屋だし、食事もいくつかの部屋でまとめて
であった人たちと話しながら・・大学生や研究者が多かった・・
同宿の大学生達と夜中の東大寺に行ったり、白豪寺あたりを歩いていたら日吉館
で手伝いをしているならが好きな女性が散歩しているのにあったり・・
2度目に行った時は秋篠寺に歩いていこうとして、足に靴連れができて痛そうにしていたら
見ず知らずの人が手当てしてくれるといって勤め先の幼稚園か保育園に行ってバンドエイドとか
持ってきてバスに乗るように教えてくれました。
修学旅行以来また室生寺にも行きました。バスも数本しか出ていなくて
行った人も数人・・一人旅の主婦やフランス人の女の子がいました。
1回目に行った時は聖徳太子になんとなく引かれてゆかりの寺を巡り
飛鳥も行ったことがないので歩いた。「古寺巡礼」や東山魁夷の「唐招提寺への道」や
矢内原伊作の「古寺思索の旅」などを事前に読んで、唐招提寺では
音楽を聴くように寺の中を回り楽しんだことが思い出される。
白洲正子の「かくれ里」も読んだが、すでに本のおかげか有名になって
かくれ里ではなくなっていた。
これなら京都で食事ができそうと近鉄奈良線に急ぎました。
行き道に撮れなかった稲と宇治川を撮ろうと思いましたが
宇治川はカメラを出そうとしているうちに通り過ぎました。
これを見てウォルト・ディズニーの「ファンタジア」魔法使いの弟子の
ほうきを想い出してしまいました。
正倉院展より
当時の奈良や唐やペルシャの香りを
光明皇后直筆の楽毅論写し。
当時はすべて写しで伝わっていました。
光明皇后はマザーテレサのような人だったのですね。
琵琶の弦が張ってあるほうです。
琵琶のカバーです。ピンクとブルーの組み合わせがなんとも美しかったです。
鳥の文様が美しいです。
箱の文様です。
なんとも愛らしい・・・
高貴な人しか使えない品。国レベルの・・
宝ですね。
ほかに織物(組みひも的)は現代に通じるモダンさでした。
すべて人間が道具を使って作ったものたちです。
Nov.6 Nara