Reflections

時のかけらたち

ヴォーリスの建築・・駒井邸 Prof.Komai’s house by Vories

2009-11-13 23:03:55 | my favorite
前回の京都出張の際にぜひ行きたかった場所ですが
前泊することもできず、当日は日曜だったため開館して
いませんでした。今回は正倉院展と組み合わせて行く事にしました。
京都御所も御即位20年を記念して特別公開中でどちらを
選ぶか迷いましたが、仙洞御所は以前申し込んで行ったことが
あるし・・心に従って駒井邸にしました。

William Merrell Vories



もう2時半を回ってしまっていたので、聖宙庵で急いで紅茶を飲み
外に出ると・・なんとタクシー発見。地図を渡して行ってもらいました。
もう細い道で入れなくなったので、歩いて向かいました。
隣の洋館を撮っていると、さっきの運転手さんがここだよと川向こうの道路から
叫んでくれました。なんとなく昔なつかしい生垣です。




入り口はなんでもない家です。80年ほど前に建てられたとのこと・・
よく保存されていました。 金、土のみ公開中です。
京大の生物学者駒井卓・静江さんの記念館です。




なんとなくスペイン風です。




中に入るとガイドのおじさんが丁寧に説明してくれます。





入ってすぐのリビングにはピアノが置いてあり、当時家が建つくらいの値段だったそうです。
この建築そのものは決して贅沢な素材は使っていないとのことで和室にはめ込みの
家具も今までのものを利用しているとのこと。華美ではなく落ちついた美しさがあります。




夕方になって西日が当たると小麦畑の色になるというステンドグラス・・




2階からの眺めがすばらしく、比叡山と大文字焼きが見えます。
こちらは比叡山です。最初この家が建った時に周りには家がなく
畑だったそうです。




大王松




















書斎・・ピンクのカーテンは保存のための遮光カーテンで昔のものではないとのこと。
昭和天皇の先生でもあった駒井教授の部屋です。





時間が経つにつれて窓ガラスの色が小麦色に染まってきます。





人に優しく作られていて、一段が低い階段・・




1階に降りてきました。















     ボケちゃったので小さくしました。















和室がありました。




ガラスが一枚割れたので同じくアメリカから取り寄せたのですが
同じものはなかったとの説明でした。








今度はお庭に出て説明を受けます。

                                             Nov.7, kyoto
コメント (10)
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