Reflections

時のかけらたち

初めての型絵 ・・・ starting new class of dyeing

2018-06-19 23:58:44 | my favorite
今日でブルーの通院も連続10日となりました。再度血液検査をして、結果が出たので、
明日の休診日はお休みして、明後日行くことになりました。だんだん元気になってきたので
おとなしくせず、先生方を困らせていました。

江戸更紗の帯を作った後は、新しい手法を学ぶために、型絵コースにクラスを変えてみました。
型絵コースの初級は数枚のパターンのうち好きなものを選んで始めます。
その第1回目がちょっと前になってしまいますが、京都旅行の翌々日にありました。



1時に仕事を終えてすぐ近くの二葉苑へ。今藍カフェをやっているので外に出ている
椅子でお弁当を食べて工房へ行きました。藍を育てているので、今度生葉での藍染の
ワークショップがあります、国展でお世話になった織物の作家さんが、さわやかな生葉染の
帯揚げをしていてとても素敵だったので、ぜひ染めたいと思いました。
7月はスカーフ染めで8月には帯揚げと半襟を計画中とか・・・







選んだ型絵の出来上がったもののサンプルです。コースターとマットのセットになります。

江戸更紗と全く製法が違います。型紙の彫ったところが色が入らないところです。型紙は1枚で、
彫った後、紗張りに出します。紗張りした型紙で糊置きをして、残り部分に刷毛で色をさします。
初級では糊置きしたところは真っ白になります。

江戸更紗では色を付けたところを糊伏せして、地の部分を引き染めすることはあります。





型紙です。






紗張りした型紙






図案を用紙にスプレー糊で貼り付けてから、黒いところを抜いて行きます。抜くと浮き上がってしまうところは
橋を適宜かけて行きます。彫りだけで2回なので、とても時間が足りません。宿題で家で何日かかけて進めておく必要が
あります。





以前に初売りで選んだ江戸小紋が出来上がってきました。八掛もついていて表柄と同じでした。
柄はむじな菊という面白い名前がついています。




深いグリーンで染めた帯揚げも引き取りました。帯は仕立てに出しました。






翌日の日本料理講習会と日本紬フェスティバルには20代のころの紬を着ていく予定で(最初は天気も悪そうだし木綿にしようと
思ったのですが、どうも木綿は着る気がしなくて、いつも止めてしまいます。やっぱり家着なのでしょうか・・)
20代のころのこの年で締めるとは思ってもみなかった牡丹の帯を出してみました。



母が南画を習っていた頃、先生に描いてもらったものです。母はそのころ山下洋輔のお母さんにお茶を習っていて、
南画も社宅の奥さんたちと一緒に習っていたようです。父が九州に転勤していた頃のことです。



こちらは母用の帯でオモトを書いてもらったと言っていました。私はこちらを時々締めていましたが、牡丹の方は
着る気がなかったので、使用しないものが入っている茶箱から出しました。




帯揚げはどれにしようか・・ 数少ない帯揚げと帯締めの中から選んでおくのが前日になんとなくすることです。


May 25 2018 Nakai
コメント
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