Reflections

時のかけらたち

久々に素晴らしいピアニストに出会う ・・・ Yulianna Adeeva

2018-06-25 23:55:14 | music
5月25日 東京文化会館
バンベルグ交響楽団

アーティスト
指揮:ヤクブ・フルシャ
ピアノ:ユリアンナ・アヴデーエワ

  

プログラム
ブラームス:ピアノ協奏曲第1番
ドヴォルザーク:交響曲第8番

アンコール
 ショパン ノクターン第20番 「遺作」 (アヴデーエワ)
 ブラームス ハンガリー舞曲 第17番 第21番 (オーケストラ)


フルシャは2015年にスメタナを聴きに行ったことがある、若いエネルギーに溢れる指揮者で
アヴデーエワは2010年のショパンコンクールでアルゲリッチ以来45年ぶりの女性優勝者と言うことを
後から知りました。ダイナミックで素晴らしい演奏でした。


今回行けなかった友人からは素晴らしいピアニストと聞いていたのでとても楽しみでした。
1曲目でこの大作で、最初少し自分自身音楽に入って行けなかったのですが、どんどん引き込まれて
行きました。ポリーニのCDでブラームスのコンチェルト1番.2番は何回聴いたことか言うくらい
懐かしく、なじみのある曲です。
アヴデーエワも男性的でとても明晰な感じのする演奏です。

音が心の中に落ちていく
ブラームピアノ協奏曲1番の2楽章
ブラームスの曲の中にあるかすかな希望の光も好きです。

メロディが立ち登って天に届くようなドヴォルザークの8番。
そしてそれは両親の面影に繋がっていく・・・
一緒に聴いているような感覚。私の中にいる両親。

ドヴォルザークの曲は郷愁と言う言葉がぴったりする。
主人がCDを持っていたので、久々に家でも聴いてみよう。

前回のメータ/イスラエルフィルはメータの体調不良のためキャンセルとなっていて
久しぶりに聴く、素晴らしいコンサートでした。

アンコールのショパンの美しさ。ブラームスではダイナミックでしたが
しっとりと会場の気持ちを一つにしました。

音楽は日常を超えて、洗い流してくれるようなそんな感じがする。



追記

オケの人たちも触発し合って素晴らしい会話が成り立っていました。
きっと一つの曲を演奏することによって彼女からたくさんの音楽を
学んだことでしょう。

稀なコンサートだった思います。

コメント (6)
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