三千院のお庭巡り
お堂から出てかさをさして弱雨の降る中、お庭を歩きました。
往生極楽院
三千院の歴史の源とも言える簡素な御堂です。
平安時代に『往生要集』の著者で天台浄土教の大成者である恵心僧都源信が父母の菩提のため、姉の安養尼と
ともに建立したと伝えられます。
往生極楽院に祀られている阿弥陀三尊像はお堂に比べて大きく、堂内に納める工夫として、天井を舟底型に
折り上げていることが特徴です。
その天井には現在は肉眼ではわかり難いものの、極楽浄土に舞う天女や諸菩薩の姿が極彩色で描かれており
あたかも極楽浄土そのままを表しています。
堂内中心に鎮座する阿弥陀如来は来迎印を結び、向かって右側の観世音菩薩は往生者を蓮台に乗せる姿で
左側の勢至菩薩は合掌し、両菩薩共に少し前かがみに跪く「大和坐り」で、慈悲に満ちたお姿です。
なお、建物は重要文化財、阿弥陀三尊像は国宝に指定されています。 (三千院HPより)
寒いお堂の中で、職員の方がヒーターをつけて、説明をしてくださいました。
天井画はすすでおおわれていますが、一部すすを取った所には青い天井が少しだけ浮き上がっていました。
復元画は円融蔵(えんにゅうぞう)展示室で赤外線カメラを使った調査により創建当時の顔料のまま、極彩色
に原寸大で公開されています。
写真は 京都の観光スポット京都観光ポータルサイト より
写真はON THE TRIPより
わらべ地蔵
おさな地蔵
慈眼の庭の一角にある東屋で休憩
ナンテン、マンリョウ、ヤブコウジなどが雨の三千院を彩っていました。
金色不動堂をお参りした後、その前の休憩所で暖かい紫蘇茶をいただきました。
寒かったのでおいしく、記念に一つお守りがわりに買って帰りました。
朝、霰が振ったとのことで苔の上に残っていました。
展示室で最後に復元された天井図など見ました。
何十年ぶりにか訪れた三千院。庭も整備され新しくお堂も増えていました。
Feb. 5 2024 Ohara, Kyoto