12月20日
小学校から高校まで一緒だったピアノの調律士のKさんに調律をお願いしたのですが、
まずどの程度か見てからということで、忙しい中、家に来て診断してもらいました。
でも何よりも久しぶりに会うことができてそのことがとても嬉しくて。I君のエレキ・ギターコンサート以来かしら?
あの時は夜遅くて話をすることもできなかった。
家に来て、とにかく、まずピアノを見たいということで、状態を見てもらうことにしました。
ピアノの鍵盤の上のフェルトに丸く割ときれいに穴が開いていて、私は虫が食ったと思っているのですが、あまりにも
きれいだから何かで切れたんじゃないかと言われましたが、ふたを開けてピアノの内部を見たら、近くに虫の死骸が一匹だけ。
やっぱり虫だったのかな? ピアノの中にはカルテみたいに記録が残っていて、いつ調律したかが書かれています。そのピアノの
番号など制作日にかかわるものも。やっぱり十数年(二十年近く)調律してなかったみたい。ヤマハのこの時代のピアノはいいと
言われました。ピアノの内部を見たら、コードが交差して張られていて、改めてすごい楽器だと思いました。フエルトも金属を抑える
ところには全部はまっていましたが、内部のフェルトに損傷はありませんでした。とてもきれいだということです。音もそれほど
くるっていなくて、鍵盤の奥のフェルトを張り替えて、調律すれば二日くらいですむとのことでした。中に虫が入って被害が大きくなくて
良かったです。ほっとしました。ここの修理が入ると何十万もかかってしまいます。ピアノの中に乾燥・防虫剤を入れて今日の所は
とりあえず閉めて、弾いても大丈夫よと言われました。来月調律と一部の張替えに来てもらえることになりました。ピアノの内部を
見るとピアノっていう楽器のすごさを感じることができました。北村朋幹がフォルテピアノの音に魅せられているのもわかるような
気がします。古楽器の音色はまた格別のもの。
そのあとはお茶を飲んで、ピアノや人生や宗教について話したりしていました。彼女の想像を絶する苦しみを簡単に理解することは
できませんが、そんな中で清らかにまっすぐに生きている彼女は素晴らしいと思いました。今ピアノとの新しい出会いもとても面白いと
話していました。ハミルトンというメーカーがあるのも知りませんでした。
彼女との高校時代の話の中で聖書研究同好会の先輩のすてきな女性のことを思い出しました。一緒に教会にも連れて行ってくれた方です。
大学を卒業してから出版社に就職して、辞書の編纂をしていたみたいでした。その時の部長がたまたま入学式の時にすてきだと思った人で
私の高校から大学にかけて忘れられない人でした。ボブ・ディランや学生運動やいろいろ影響を受けました。人数が少ないクラブで
もう一人いた1歳上の学年の男の子から「星の王子様」を教えてもらい、初めて知りました。その後英語のクラスでも1冊買って読みましたが。
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夕方カーブスに行って、買い物に行って帰ってきたら、アメリカのペンパルからクリスマス・カードが届いていました。
ディスプレイの真ん中に置きました。
立体的なカードで、バースディ・カードも同じようで素敵だったことを思い出しました。
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夕食に納豆好きの娘のために、面白い料理を作ってみました。
納豆クリームドリア。レシピは小学校の時の同級生のOさんのお嬢さんが出している、マクオビオティックな料理本からです。
前日に絹ごし豆腐とひきわり納豆を混ぜて準備しておきます。翌日ドライトマトのペーストを作って、それに混ぜて
炒めた玉ねぎとバジルで和えたご飯の上にかけて融けるチーズをのせオーブンで焼くだけです。納豆料理が少し苦手な私にも
とてもおいしくいただくことができました。
私はカトリック系幼稚園の先生だった姉①が練習用にオルガンをもっていて、それでドナウ川を弾いていたような記憶が。
ピアノが喜ぶ・・・嬉しいお言葉です。
なんだかピアノが友達みたいな親しみがわいてきました。内部を見ると改めてすごい楽器なのだと思います。遅ればせながら大事にします。
私も最初はオルガンでした。