Reflections

時のかけらたち

芝離宮の庭をぐるっと廻って藤棚に戻る ・・・ returning to the starting point in Shiba-rikyu garden 

2017-06-15 23:19:32 | wonderland
春の終わり、初夏の始まる芝離宮の続きです。










































「ミヤマヨメナ Aster savatieri は、シオン属のキク科植物。春に開花する数少ない野菊の一つである。
園芸植物としてよく知られるミヤコワスレは本種の園芸品である。」
これはどちらなのかしら・・
春に咲く菊 ・・ いいですね。
子どもの頃、都忘れとか、忘れな草とか好きだった庭の花。









































































ひとまわりして、藤棚に戻ってきました。
ワイルドな牡丹の花や可憐な都忘れに出会いました。
シランや白い花のシランやそのほかあやめが咲いていた芝離宮の初夏。

向島百花園や東御苑も候補に入っていましたが、気になっていた芝離宮の
中に入れて、思いがけず訪れる人も少なく、ゆったり過ごすことができました。




















5月の家の近くの道路で・・
1か月少し前なのに、もうずっと時がたってしまったように思える。


May 2 2017 Kyu-Shiba-rikyu gardens


今日は帰りにスーパーで買い物をして帰ってから、昼食を取ってから
夕方に反対方向のペットショップまでブルーの餌を買いに出かけた。
足の痛さを忘れていたのに気が付いて、こんなに違和感がない日は珍しいと思った。
足が軽いと嬉しい。あの靴をずっと履いているせいかしら?









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芝離宮の庭をぐるっと廻って ・・・ walking around Shiba-rikyu garden

2017-06-14 23:31:06 | wonderland
昨日の夜寝る時に何を聴こうかと思っていた時に、偶然主人がチェット・ベイカーのCDを
もう1枚持っていたのに気が付いて、その中にI've never been in love before が
あったので聴きながら寝ました。LPでしかもっていなかったので良かった。
車の中で聴いていたCDをまとめて袋に入れていた中にあったのですが、
ミーシャとか、サザン、阿川泰子や稲垣潤一などがあって、聞かないから処分してもいいかなと
思っていたものの中にありました。Jazzを聴きながら二人で歌詞のこととか話していた頃を
懐かしく思い出しました。いつか聞くこともあるかもしれないから他のCDも捨てないで取っておこうかと
思い直しました。

今日は夏のプールで遊ぶペットボトルのふたで作ったお魚の元になるボディを
完成させました。副園長先生が離れている乳児園舎で私が牛乳パックを詰めて作った
煉瓦のようなパーツをつなぎ合わせた椅子で子ども達が楽しそうに遊んでいたと
教えてもらい、嬉しかったです。作ったもので子供たちが遊んでいる様子を
見られるといいねとおっしゃっていました。



5月2日の芝離宮。朝作っていったおにぎりを持って、仕事の後で藤を見に行った
初めての芝離宮。お弁当を食べ終わって、ぐるっと池の周りをまわりました。
初夏の花が一斉に咲きだした庭園でした。


















































































































































May 2 2017 Kyu-Shiba-Rkyu Gardens
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最近の日々・・・  recent days

2017-06-13 23:52:29 | a day in the life


昨日は就業を月に20日にするための調整で休業日にして、
用事をいろいろすませて、家で型染めの型彫を2枚しました。
次回工房に行った時、残りの1枚で完成させるためです。
ビデオに撮っておいたファビオ・ルイージのN響コンサートを聴きながら・・
インタヴューも入るので、興味深いです。無心になって作業をするのは
楽しいです。やっぱり仕事で作業している時と違って楽しいわ。
松原工房で着物を染めているNさんはひとつの作品に1年くらいかけるということで
デザインに半年くらいかけるという話でした。
今子ども園では夏祭りの道具を作る補助など作業続きです。


BSで小林正樹監督、仲代で「切腹」をやっていたので
見なくてはと思っていました。白黒の映画で、まるで初めて見るように
見入ってしまいました。音楽はこれも武満徹。とても斬新でした。
ブルーもびっくりしてみていました。楽器は琵琶なのかしらね。
若いころ見たときも衝撃だったと思うけど、今見ても凄い説得力。
見終わった後も引きずる映画だわ。
去年小林正樹生誕百年映画祭で仲代が撮影で真剣を使ったことを
明かしていたという記事をみつけた。
一昨年ニューヨークで上映された時のインタビュー
で、脚本が黒澤作品を多く手掛けた人で、音楽も武満だったり、同じような人が
クルーだったりするのね。この映画はカンヌで審査員特別賞を取ったことを今頃知りました。
仲代達矢を演劇から映画へ誘ったのが小林監督だったとのこと。



小林政広監督「春との旅」 是枝裕和監督の「海よりもまだ深く」もオンエアされるので
時間をみつけて見てみたい。今ブルーレイの方のビデオが壊れているので、何回も放送してくれるのが嬉しいです。




「切腹」の岩下志麻を連想させる花。


ヨガの後の筋肉痛だったり、なんだか足やひざに違和感が時々あり、いたわりながらの日々です。
最近ふたたび膝への衝撃を少なくした靴を履いたら、やっぱり楽だった。靴は大切ですね。
時々手のひらに内出血が起こるのだけど、今日もスーパーから重たい買い物袋を運んでいたら
内出血がさらに広がり、痛くなったので、ヨガはキャンセル。ヨガでは結構手のひらで体全体を
支えるので、熱を持ってしまった掌ではちょっと難しい。足腰だけだったら
かえって動かしたほうがいいので行っているけど。
最近は夜疲れて、食後一時横になることも多くなってきて、やっぱり早く寝る生活にしないと
行けないと思う日々です。





先週の金曜日(9日)に銀座までイカット織の帯を取りに行った時に、
そこで国画会の土屋直人さんの染が展示してあって、楽しかった。
草間弥生さんを連想させる生き生きとした図柄でした。
そこでお話していたら高校の同級生の綿貫さんのことも良くご存知でした。
バーゲンで買った太子間道の文様の帯も出来上がってきたけれど、
ブルーの帯で紫も少し入っていて私の持っている着物ほとんどすべてと合う。池田さんは一対一対応とおっしゃったけど
そうでないものをみつけると嬉しい。これではまだ仕事続けないとだめだぁ~。
和服も自分が求めているものがはっきりしてきた。周りになじみ、浮き立たないもの。普段着に近いもの。


10日は星岡が午後からで午前中議案説明会に来週のマンションの定期総会に出られないので出席しました。
管理規約の改正など盛りだくさんであるが、一番の問題点は共用部分の地震保険加入について。
地震保険というのは総枠が11兆円に抑えられているので、どのくらい払えるかわからないとのこと。
東京で大地震が起きれば5%払えるかどうかくらいだそう。それに関して1年間に400万はいかがなものかと。
積立金のこともあるし、老朽化してくるマンションは問題が多くなってきます。ほんの僅かでもいい環境にしようと
考えている人がいるのは救いです。この議案通ってしまいそうですが、来年度計画と予算については否にして、議決権行使書を
投函しました。、


photo May 2 2017 Shiba rikyu
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小さくなったブルー + Sの誕生日プレゼントを買いに ・・・ short hair Blue and going out to buy birthday present

2017-06-11 23:56:08 | blue moon


台所におねだりに来るブルーの真剣な表情





固めた毛を切ったらひとまわり小さくなりました。
夏へとブルーの毛も変わっていくのか。床にもたくさん毛が落ちています。
















まるで赤ちゃんブルー



今日は私のヨガが1時に終わるので、中野で待ち合わせてエスニックランチを取った後、誕生日プレゼントの
かわいい柄のベットシーツを買いに伊勢丹まで行くことにしました。




娘が好きそうなタイ料理のダオタイランド




ランチセットにはサラダ ・・・ パパイアサラダをチョイス





とスープがついています。 私はトムヤムクンは苦手なので普通の鶏がらスープ。





飲み物もたくさんある中からハーブ・ティーを選びました。想像と違ってココナッツのような甘い香り。



ランチの後で伊勢丹に行って、いつもの売り場でいつもより上等なシーツをプレゼント。

そのあとマルイのスタバでコーヒーを買って、屋上の庭園で飲みました。






















いつまでも居たいような、屋上ガーデンです。 ランチを持ってきて食べるのもいいかもしれない素敵な場所です。
家族や、友達同士や初々しいカップルが来ていました。
今や若い人たちをたくさん見るのは珍しい感じがしました。 平日の昼間動けば年寄りばかり・・クラシックのコンサートも
年寄りばかり・・暇なのは年寄りだけなのね。


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初めての芝離宮は藤の季節  ・・・ wisteria season in Shiba rikyu

2017-06-10 22:34:48 | seasons
もう梅雨に入り、紫陽花の季節に移行しつつあります。
菖蒲も見ないうちに勝負の季節も終わりつつあるのですね。

ここ数日、歩きすぎたのか、ヨガのせいか前腿が痛くて
歩くのがなんだかぎこちない。年を取れば足や腰に来て、目が見えなくなり
耳が遠くなり、歯がかめなくなり・・どれをとっても不自由だわ。
職場の保育士さんのお子さんはバレー部で左手を骨折して
パンツも上げられなくて困っているとか。普段使わないようなところも
すべて役に立っているところです。


さわやかな5月、まだ1か月くらいしかたっていないのにずっと前のようにも
思えます。やっと5月2日の芝離宮のさらさらとした藤のカーテンの下お弁当を
食べた日の写真を載せることができました。





























































































May 2 2017 Kyu-Shiba-rikyu Gardens
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杉田真理子さんとジャズピアノの夕べ ・・・ evening of cinematic piano and Mariko Sugita

2017-06-08 22:55:09 | music






昨日は今の職場の同僚とジェィコブ・コーラーのジャズピアノと映画音楽の夕べ、ゲストヴォーカルに
杉田真理子さんのコンサートを楽しみました。

仕事を終えて、家に帰ってからの家事が多くて、間に合うかと思ってしまったくらい。
洗濯物を干したり、夕食を作ったり。家事のほかにもパリにいる姪と関西にいる義理の姉との
メールやSNSで会話が進んでしまい焦りました。友人も仕事が私より遅いのに、子どもの世話の後は家で
お母様の食事の世話をしてから会場に。

ジェイコブ・コーラーは朝日新聞でいつだったか見たことがあって、こんなジャズピアニストがいるのだと
かすめたことはあります。
今回はシャンソン歌手の杉田真理子さんの歌が聞きたくて、映画音楽もすごく懐かしい観た映画も多く、
楽しめるコンサートを近くで聴くという感じでした。

でも杉田さんのシャンソンをベースにしたドラマティックな歌唱力は魅力的です。
やっぱり枯葉はひとつのドラマを見るようでした。
杉田さん自身もすごく楽しんでいる様子がわかりました。ストリングスをバックにまたピアノを
バックに・・ 

ジェイコブは元気のいいピアニストという感じでした。山下洋輔のお母さんがピアノをたたくようにひくので
鍵をかけたと母が聞いてきたことを思い出すような、女性だと上原ひろみ?

ベースとドラム、それにストリングスが加わってジェイコブのピアノには両方一緒に入るというより
どちらかだけにした方がいいように思いました。





オードリー・ヘプバーンのメドレーは
 映画「昼下がりの情事」 魅惑のワルツ Fascination
 シャレード  ヘンリー・マンシーニ 懐かしい作曲家
 My Fair Lady  I Could Have Danced All Night

 チラシにあったMoon River は残念ながら演奏されませんでした。

チャップリン・メドレーは
 Limelight / Terry's theme
 街の灯
 モダン・タイムス Smile

杉田さんが歌われたのは
 The Way We Are
枯葉
 Smile
 おもいでの夏
 ひまわり

おもいでの夏をいつも英語で聴いていたのでフランス語だったので
ちょっとびっくりしましたがミッシェル・ルグランでフランス映画なので
こちらが本当ですよね。

おもいでの夏もひまわりもScott Walker も歌っているので後からYouTube
で聴いてみました。追憶は大好きな映画だし、曲もバーバラ・ストレイサンドのレコードを
確か持っていたと思う。大好きな曲でした。Smileも大好き。
ひまわりは映画は見ていないけれど、その曲を聴いただけで胸に迫るものがあります。
でも圧巻は枯葉かしら。
お客さんにはジェイコブだけでなく、杉田さんのファンもたくさんいらしていたようで、
ブラボーがかかりました。
杉田さんにはもっと舞台の上で余韻を楽しんでほしかった。結構ひくのが速くて。
彼女だけのコンサートにまた行きたくなりました。でも次はシャンソニエで。


プログラムが終わって、ジェイコブのアンコールはラ・ラ・ランドメドレーでした。
とても素敵な曲で、映画を見ておくべきだったかなと思いました。




音楽の後で生ビールとタイ料理で夕食を取りました。
今までいただいたタイ料理の中で一番おいしかったかしら・・

中野南口のアジアンカフェ ダオタイランドにて









料理は春雨サラダ、魚貝バジル炒めとパッタイ。
パッタイ初めてでとてもおいしかったです。どれも生ビールにぴったりでした。
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人の輪が広がって ・・・ circle of people

2017-06-07 23:57:12 | a day in the life
今は夏祭りの道具を作ったり、子どもの水遊びのおもちゃ作り、遊び道具の箱を作ったり
している子ども園の日々です。子供が作ったおじいちゃんおばあちゃんをお招きした日の
プレゼントのコースターも壁に貼ってある絵ものびのびとした子供の創造力には驚かされます。
折り染をしてから押し花をはって、ラミネートします。 ラミネートが私の仕事でした。
折り染の色が何とも生き生きとして素敵でした。

昨日は中学の1期上の先輩にお会いして、同期会の運営について教えていただきました。
なんとその方も蓼科と東京を行ったり来たりして暮らしている方で、東京に戻った
日程の中で時間を割いてくださいました。一人で全部されているということで
驚きました。2期上のかたもメールでは説明できないというので電話で長いこと
説明していただきました。同じ中学出身というだけで全然今までお会いしたことも
ないのにとても親切にしてもらいました。

私が持っていた情報は髭を生やしていただけ。少し早目に行っていた私を見事に
みつけてくれました。

お話を伺ってから、伊勢丹をまわっていつも行く遠くのスーパーまで山手通りを
歩いて、家まで歩いて帰ったらなんだか足が疲れてぐったり。

昨日は帰ってからパエリアを作って、あとはモッツァレラチーズとトマトを
グリルしてタラのムニエルに朝作ったポテトサラダの夕食。
そのあとは1か月前になるけれど藤の花の写真を見ながら、ブログに
載せる準備をしようかしら。




夜のニュースでボブ・ディランの講演が流れ、感動的でした。
ノーベル賞の連絡があった時から、なぜノーベル文学賞なのかずっと考えていたのでしょう。

その中で、3冊の本の中に白鯨が入っていたことが嬉しかった。
亀井俊介先生が白鯨ってとんでもない小説だと話していたのが今でも記憶に残っています。
いまだにこのとりとめもない小説に挑戦できないでいる。アメリカ文学では
ジャック・ロンドンの「荒野の呼び声」もいつか読んでみたい本の一つ。

そしてまた、Scott Walkerもどこかのインタビューで詩と歌詞の違いについて語っていたことを
思い出して。歌詞はメロディーに乗せるもので詩より難しいようなことを言っていたような記憶。

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ディランさんの講演は、「ノーベル文学賞を受賞した時、最初はなぜ、私の歌が文学に関係あるのか戸惑ったが、
それについてじっくりと考え、文学と私の歌がどう繋がっているのか理解したいと思った。そして今からその答えに
ついてお話をしようと思う」と始まる。

音楽との出会い、作曲を始めるに至る経緯などを語っている。古代ギリシャのホメロスの叙事詩「オデュッセイア」、
メルビルの「白鯨」、レマルクの「西部戦線異状なし」などの世界的に有名な文学作品に触れ、文学も音楽も
「意味そのものよりも人を感動させることがすべて」だ、と語った。

最後に、歌と文学のつながりについて、という講演のテーマについて、以下のように締めくくった。


(文学も)歌も、常にうつろうこの世界で生きている。でも、歌と文学は違う。歌は読まれるのではなく、
歌われることを意図してつくられている。シェイクスピアの言葉はステージで演じられることを意図されている。
それはちょうど歌が、ページの上で読まれることではなく歌われることを想定しているのと同じように。

歌を意図されたままに聴いてみてほしい。コンサートでもレコードでも、人々が歌を聴く時に最近使う方法でも、
どんな手段でもいいから。私は今一度、ホメロスに戻っていく。「ミューズ(芸術の女神)よ、私の中に入って、
物語を語ってくれ」と言ったホメロスに。
----------------------------------------------------------------------------


あいち国際女性映画祭が姪のドキュメンタリーをノミネートしてくれたので、9月にまた日本に
戻ってくるという嬉しい知らせも届きました。
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仲代達矢 と 黒澤 明・小林正樹 ・・・ Tatsuya  Nakadai and Akira Kurosawa , Masaki Kobayashi

2017-06-05 23:59:07 | movie


仲代達矢といえば私が若い頃、一番素晴らしい日本の役者さんだと思っていた俳優です。
映画は小林正樹監督のものを少し見ただけですが。

そのころ、職場の先輩が結婚した相手がダンサーの田中泯。新婚旅行で平泉か佐渡か場所をよく覚えていないのですが
写真で能舞台にいる彼を見せてもらいました。その時に、仲代に似ていると思いました。すごくすてきな顔立ちでした。
後から舞台やお宅に遊びに行ったりしてお会いしましたが。
その田中泯がいまでは舞踊だけではなく、演技者として現在一番魅力的だと思います。ご自身はブログで舞踏家、俳優という
表記は使わないでほしい、ダンサーか舞踊家としてほしいとのことでした。




仲代達矢はこれから上映される「海辺のリア」を紹介するためにか、先週の金曜日のシブ5時というNHKの番組の
ゲストに出ていて、思わずチャンネルを合わせました。




それがTVのトーク番組とかに出るときはメークをしないとのこと。





「影武者」が見たくてちょうどスカパーを今月からBS日本映画チャンネルに登録変更をしたところで、
タイムリーに「乱」を見ることができました。マンションがCSのアンテナを立てたので、スカパーを
申し込んでいましたがほとんど使っていません。チャンネルを5個だけ契約しています。

黒澤の映画はまだ幼稚園くらいの頃、映画が好きな父親に連れられて、「七人の侍」とマクベスの日本版を
見ただけでした。幼稚園の子供に何がわかるでしょうか・・ マクベスでマクベス夫人・・多分山田五十鈴だったと思うけど
が血のついた手を洗っても洗っても落ちないシーンだけ記憶に残りました。(小学生のころで記憶に残っている両親と見た映画は
フェリーニの「道」や「赤い風船」「禁じられた遊び」「穢れなき悪戯」「ベン・ハー」など洋画が多かった。)

多分、「生きる」とか「羅生門」「赤ひげ」はTVで放送されたのを見ていたと思う。「羅生門」は鮮烈なイメージが残っています。

それで、今回だいぶ後の作品だけど初めてのちの黒澤映画を見て、すべてが水準を超えていて
驚きました。音楽が武満徹(指揮岩城宏之)。この映画で黒澤監督とケンカして決裂したようです。
衣装がワダエミ。

キャスト
仲代達矢  一文字秀虎
寺尾 聰  一文字太郎孝虎
根津甚八  一文字次郎正虎
隆 大介  一文字三郎直虎
原田美枝子 楓の方
宮崎美子  末の方
野村武司  鶴丸
井川比佐志 鉄修理
ピーター  狂阿彌

なんと野村萬斎17才、本名で出ていました。

衣装が少し派手ではありましたが、素晴らしく、映画全体が古さを全く感じさせません。
テーマだって人間が愚かなことをやり続ける限り普遍です。
(悪はなぜ存在するのかと思ったり、神は人間を神に近づけたくないために
戒めで悪を残すのかと思うくらい。)
自然の描写がすばらしく美しく、また馬とかもすごく美しいのです。
隅々まで黒澤の美学に貫かれているのですね。

映画はまるでシェイクスピア劇のようでしたが、もともとシェイクスピアのリア王だから
当たり前か・・

仲代達矢の存在感はすごいけれど、原田美枝子の能面みたいな顔もすごい。
最近亡くなった根津甚八も懐かしく思い出した。

BS日本映画Chでは今月、仲代の映画の特集なので、最近の小林政広監督の「春との旅」
や久しぶりに小林正樹監督の「切腹」も見てみたい。

小林正樹監督で今までに見た映画は

切腹
いのちぼうにふろう
化石(佐分利 信、岸恵子)

上記2件はTVで見て、化石は試写会の件をもらって見に行きました。
なんだか邦画ってなかなか見なかった。映画自体それほど見ていたわけでなく。

なんと映画の世界でも原点に戻っていて、また繰り返す私。

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娘の誕生日とブルー丸刈り ・・・ my daughter's birthday and buzz-cut Blue

2017-06-04 22:19:27 | a day in the life
先々週は用事が重なり、仕事の後で毎日出かけていましたが、先週の日曜日横浜が最後で
先週はルーチンのヨガだけ。ゆったりと過ごして家の中の書類を片付けることができました。

昨日は娘の誕生日でしたが、食事に行ってもいいし、プレゼントでもいいと話していたのですが、
結局予定も良くわからず決まっていなくて、取りあえず家でゆっくり食事をしました。
娘も家でなにも気にしないでくつろぐのもいいかと話していました。



ハンバーグと言えば生協で結構おいしい冷凍があるので、その味になれてしまって
たまには家で作ったハンバーグも思い出さないとね。




ケーキは我が家の定番、ブール・ミッシュのシブーストが新宿で復活していたので、迷わずそれに
しました。







最近のブルー・ムーンは毛をなめて固めてしまって大変な状態になっていたので、娘が少しずつカットして
動きやすくしてあげていました。この時期だから毛が入れ替わるのかよくわからないのですが、
毎年結構大変です。







切ったらこんなに小っちゃいの。




最後にお腹の方についていた塊です。
毎日少しずつ切って、こんな塊が4つくらいとれたかしら?
私は怖くてできないのですが、娘がひっかかれながらも
切ってあげていました。







何かされるかと思って、すぐテーブルの下にもぐって、警戒しています。


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今はチェット・ベイカーを聴いていたい ・・・ only want to stay listening to Chet Baker

2017-06-02 23:47:44 | music
チェット・ベイカーは主人と知り合った頃、よく聴いていたアーティスト。
ちょうど結婚した年、1988年に事故か自殺で亡くなっている。主人が入院していた時に
なんと同室に危ない人がいて、薬でハイになって飛び降りたらしい。チェット・ベイカーの場合も
自殺ではなく、事故だと思う。その前年に東京でもコンサートがあり、1988年の最後のスタジオ録音も
聴いていてつらくなるような感じだけど、音楽そのものはすごく魅力的。
結婚する頃によく聴いていたChet Baker Sings は名盤だけど、最晩年の暗い縁に引きずりこまれそうな
渋さのあるのもとてもいい。トランペットの響きが何ともやるせない孤独感。

子育て中や看病中はコンサートにも行けず、なんだかそういう活動が20年近く飛んでしまっているけれど
子どもが高校生になる頃からブログを始め、コンサートにも行けるようになったような感じ。主人が
入退院を繰り返していたので、ずいぶん行けなくなったコンサートもあったけれど。

まだちょっと元気な頃は一緒にエラやクリス・コナー、ジュリー・ロンドン、ジャニス・イアンとか
レコードを一緒に聴いていた。なんとフランソワーズ・アルディも持っていたのよね。阿川泰子が好きで
聞かされているうちに悪くないなと思ったり。ユーミンや陽水も好きだった主人でした。

仕事でつらかったときに聴いていたボッチェリ。ミーシャ・マイスキーの弾くブラームスの雨の歌。
主人が最後に近い入院の日々にはラッセル・ワトソンの You raise me up やホセ・カレーラスは
飽きることなく、何年も毎日寝る時に聴いていた。




何十年ぶりに聴いているチェット・ベイカー

Almost Blue
 
Elvis Costello がチェットに贈ったという曲。 Born to be blue
よりずっといい。YouTubeでの試聴は1470万回を超えている。





亡くなる前の最後のスタジオ録音



1 Moon & Sand (Motivo Di Raggio Di Luna)
Lyrics By – William Engvick
Music By – Alec Wilder, Morty Palitz
2 Imagination
Written-By – Jimmy Van Heusen, Johnny Burke
3 You're My Thrill
Written-By – Jay Gorney, Sidney Clare
4 For Heaven's Sake
Written-By – Don Meyer*, Elise Bretton, Sherwin Edwards
5 Every Time We Say Goodbye
Written-By – Cole Porter
6 I Don't Stand A Ghost Of A Chance With You
Written-By – Bing Crosby, Ned Washington, Victor Young
7 Daydream
Written-By – Billy Strayhorn, Duke Ellington, John Latouche
8 Zingaro (a/k/a Portrait In Black & White)
Written-By – Antonio Carlos Jobim
9 Blame It On My Youth
Written-By – Edward Heyman, Oscar Levant
10 My One And Only Love
Written-By – Guy Wood, Robert Mellin
11 Everything Happens To Me
Written-By – Matt Dennis, Tom Adair
12 Almost Blue
Written-By – Elvis Costello

Bill Evans とのセッションも。
チェット・ベイカーを引き立てているという感じで
Bill Evans としてはあまりよくないというコメントを
どこかで見たけれど。




The Legendary Sessions of Bill Evans & Chet Baker recorded in 1959 New York.

Personnel: Bill Evans (p) Chet Baker (tr) Zoot Sims (asax) Pepper Adams (bsax) Herbie Mann (tsax)
Kenny Burrell (gr) Paul Chambers (b) Philly Joe Jones (dr)
Released: February 2010
Recorded:Dec. 30, 1958 (1-3, 5-7, 10) & January 19, 1959 (4, 8, 9)
July 22, 1959 (11-14) & July 21, 1959 (15) New York
Label: American Jazz Classics 99 005

0:00 "Alone Together"
6:56 "How High The Moon"
10:33 "It Neve Entered My Mind"
15:11 "'Tis Autumn"
20:29 "If You Could See Me Now"
25:47 "September Song"
28:54 "You'd Be So Nice To Come Home To"
33:26 "Time on My Hands"
37:58 "You and the Night and the Music"
42:06 "Early Morning Mood"
51:08 "Show Me"
57:36 "I Talk to the Trees"
1:03:28 "Thank Heaven for Little Girls"
1:08:03 "I Could Have Danced All Night"
1:11:43 "Almost Like Being in Love"

Never have two musicians seemed so alike in temperament yet differed so much in their approach to
making music as Chet Baker and Bill Evans. While both were peerless masters of their instruments
and shared a rich, evocatively lyrical playing style that bordered beguilingly on the introspective,
Baker and Evans were polar opposites when it came to the discipline of performance.

Though both were heroin addicts, the musically-trained Evans never let it interfere with his
meticulously precise flights of invention while the self-taught Baker became increasingly erratic
and inconsistent. They ventured into a recording studio together on just three occasions.

Michael Quinn of bbc.co.uk
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