碓井広義ブログ

<メディア文化評論家の時評的日録> 
見たり、読んだり、書いたり、時々考えてみたり・・・

週刊ポストの「あまちゃん」予測特集でコメント

2013年06月26日 | メディアでのコメント・論評

「週刊ポスト」が、2週連続で「あまちゃん」特集。

内容としては、後半戦へ向けての“予測”ですね。

私も、先週に続き、コメントしています。

記事のタイトル、見出しが、すごい(笑)。


またまたお騒がせします!
「ネタバレ」じぇじぇじぇ!
『あまちゃん』衝撃のラストはこうなるんだって
知りたくない人は絶対に読まないでください


例によって記事全体は本誌をご覧いただくとして(笑)、私のコメント部分は以下の通りです。


『あまちゃん』ウォッチャーとして知られる、碓井広義・上智大学教授(メディア論)はこう予測する。

(夏・春子について)
「寂しいですが、夏ばっぱは亡くなってしまうでしょう。それがきっかけとなって、あれだけ海女稼業を嫌がっていた娘の春子が海女になる決意をするのでは」

(アキについて)
「いったんアキは北三陸に戻るが、東京に戻ってアイドルを続けるか、地元に残るかに思い悩むはず。だけど母の春子は“東京に帰れ”と告げる気がします」

(春子の元夫・正宗について)
「震災になれば、春子の実家で夏ばっぱにパンツまで洗ってもらった元夫でタクシードライバーの正宗は当然北三陸に駆けつけるでしょう。天野一家を献身的に助けるんじゃないでしょうか。それが春子との復縁のきっかけになるのでは」

(美保純が演じる海女・美寿々について)
「さすがにあそこまでつれなくされては、水口とくっつくのは無理でしょう。ですが恋多き女性ですからね。震災ボランティアで北三陸にやってくる青年と電撃再婚、と見ています」

(塩見三省が演じる勉さんについて)
「水口が琥珀の中に虫を発見したエピソードがありましたが、勉さんはおそらく、琥珀を掘る中でそれ以上の“世紀の大発見”をするのではないか。震災後、それがきっかけで北三陸が一大観光スポットになるといい」


(週刊ポスト 2013.07.05号)


・・・・さあ、実際はどんな展開になりますか(笑)。





TBS「噂の!東京マガジン」 長寿の秘訣

2013年06月26日 | 「日刊ゲンダイ」連載中の番組時評

日刊ゲンダイに連載している「TV見るべきものは!!」。

今週は、TBS「噂の!東京マガジン」について書きました。


「噂の!東京マガジン」
課題は出演者たちの超高齢化だけ

TBS「噂の!東京マガジン」(日曜午後1時)がスタートしたのは1989年。現在24年目となるが、今や希少な長寿番組だ。ではこれだけ続いている理由は何なのか。

まず、変わらないことだ。総合司会は一貫して森本毅郎で、パネラーである井崎脩五郎、清水國明、山口良一といった面々も20年以上変らない。

進行役の小島奈津子以外、おじさんばかりという特殊番組だが、馴染みの顔が並ぶ安心感がある。また一緒に年齢を重ねていく共生感もたっぷりだ。

次にシンプルな構成。何しろコーナーは3つしかなく、これまた長年不動のラインナップである。週刊誌の見出しをチェックし、ランキングする「今週の中吊り大賞」。街角で若い女の子が料理に挑戦する「やって!TRY」。そして、番組名物「噂の現場」だ。

実は、番組の半分を占める「噂の現場」こそがこの番組のキモである。話題の出来事や現象の現場を訪ね、両論併記で取材していく。

たとえば、先週は世界遺産登録された富士山だった。観光客増加を当て込んで盛り上る人たちがいる一方で、環境破壊や登山者の安全を危惧する声があることを紹介していた。

この一歩引いて見る姿勢の中に、野次馬的好奇心とジャーナリズム的批評精神が共存しており、長寿の秘訣もそこにある。番組の課題は、出演者たちの超高齢化だけだ。

(日刊ゲンダイ 2013.06.25)

実習授業「テレビ制作Ⅰ」で連続スタジオ収録

2013年06月26日 | 大学