かったかくんのホームページ

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災害後の初めての休日

2012年07月07日 | Weblog
七夕に復興の願い託しつつ
             人のつながりの重みを想う
 



水害が発生しての初めての土、日となります。



わが家も地区も含めて、今日は、片づけなどで大忙しでした。我が家は、今日、明日と子どもたちも帰省してくれて、片づけを手伝ってくれるようになっています。



太陽が出て、川が庭に流れ込み運んできた砂などから臭いも出てきました。また、はわくとほこりが舞い上がり、家の近くでは、はわくことができません。高圧の洗浄機などを使って、洗い流しました。


また木の根なども片づけました。被害はほとんどなかったのですが、それでも一日かかりました。砂もうっすらと入りこんでいるくらいなのですが、実際に運び出そうとすると、一輪車で20回近く運ぶほどの量がありました。




ボランティアも今日は、たくさん入っていました。わが家は、必要がなかったのですが、床上、床下浸水などをしているところなどには、ボランティアの方々が手伝いをしてくれていました。






だれもが、「大変な状況ですね。」と言葉を交わします。そのあと、「○○さんと同級生だから、その家の手伝いに来たんだよ。」「同じ会社に出ているから、△△さんのところに来ています。」などつながりを感じさせてくれます。


長崎から来ているボランティアグループもありました。心配して、福岡から帰省してきた方もいました。 



がれきを積んだトラックががれき置き場に向かって家の前を一日中通っていました。



こういう災害の時に、一人で頑張ろうとすると、被害があるときは、疲労感や無力感が倍増します。一人よりも二人、二人よりも三人・・・で行うと、元気が出ます。今日は、子どもたちが帰省してくれていたから、頼もしく感じました。


だからこういったボランティアはどれだけ心強く感じることでしょう。一人で無理をしないということが大切なことだと思います。



災害地に地区のまとまりを感じました。またボランティアの方たちの頑張りをみて、エネルギーをもらいました。



夜は、地区の方たちと珈琲店で、珈琲を飲みながら、遅くまで今日の作業のことや7月3日の災害の時の様子を聞いたりしました。また地区の道路が洪水で濁流となっている映像も見せてもらいました。


地区の方の中には、桜の木に登って難を逃れた方もいます。その話も聞かせてもらいました。



100年に一度であると言われているこの災害。用水路も破壊されています。田の稲も枯れる可能性もあります。数えきれない緊急の課題があります。しかし、明日は、さらにボランティアの方が入ると言われています。間違いなく復興に向けて発進をした土曜日でした。


上の写真は、珈琲店からの帰り道。この静かな夜の道も7月3日は、多くのものを破壊しながら、濁流が流れていました。