かったかくんのホームページ

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災害の爪痕・・・何を学ぶのか

2012年07月04日 | Weblog
災害がなかった如く朝が来て
               氾濫跡に胸しめつけられ


 


災害がなかったかのごとく一晩が過ぎ、いつものように朝がやってきました。時折、朝陽がのぞいていました。



朝の出勤途中には、氾濫の爪痕がたくさん残っているのが車窓から見えました。災害の跡形をみると喪失感的、自然の脅威の前には、何もできないんだという無力感なものを感じました。




それは、昨日の夜のニュースで濁流の中での知り合いの家などを見たからでしょうか。衝撃的な映像が頭から離れません。ショッキングな出来事がおこったり、意味の大きい何ものかを失ったとき、その事実を受け取れないということが起きることがあります。


また見たくないと思っても、映像をチャンネルを変えてもその災害のニュースを探したりもします。




今日、勤務が終わり、ほっとした気分で自宅に帰っていました。しかし、本耶馬渓に入ってから、気分が一転。風景が悲惨な状況と化します。どっと気分が沈みます。



ガードレールにひっかかった草や流木。倒れた塀・・・状況の変化に戸惑いを覚えます。




家ごと流されたところもあります。



よく「PTSD症状」ということが、事件などがあったときに、報道されます。心のよりどころが一瞬にして失われたときや過酷な体験をしてしまった場合に、「これは現実ではない」「夢の中に違いない」と感じることがあります。心に残る傷跡が深く、「PTSD」と呼ばれる深刻な後遺症が生じることがあります。




実際、わたし自身、一番氾濫しているときに、その場にいたわけではないのですが、映像や新聞で見るだけでも沈むような心になります。



自分たちでさえもそのような感じになるのですから、昨年の震災などのような体験をした方々は、その厳しい現実を、受け入れていくことは極めて大変なことだと思います。




今日も、昼前から大雨警報、土砂災害警報・・・などが出されました。まだまだ梅雨前線の影響を受けて雨量が多くなりそうです。二次災害などがないことを願っています。これから「半夏水」の襲来があるのでしょうか。


車もおもちゃのよう・・・


思いもよらぬ今回の大水害からわたしたちは、何を学んで、どう生かしていくか考えなければなりません。




またいつもの平凡だけど、人たちが温かく行き交う日が一日も早く訪れる日が来て欲しいですね。



「7.3」この被害を忘れないために、被害の様子をカメラに収めました。

思い出の鉄橋も濁流が破壊していきました


橋が流され、隣りが遠くなりました




道路も川と化しました
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川の水が橋の上を流れていきました



子どもたちが校庭を元気に駆け回ることができる日を待ち望んでいます