
緑の山々静かな優しさ

大分の出張。県内の中学校に勤務している大学時代の同級生に会いました。今度の大分県西部水害について話をしてくれました。
友人が言うには、学校に着いてしばらくしてから、一気に堤防を越えて水が学校に流れ込んできたそうです。堤防から水が溢れて一気に学校に来る様子は、まるで津波を見ているように感じたと言います。
あっという間に1階は浸水。上の階に生徒たちと逃げたそうです。生徒たちの命が守れてどれほど安堵感を覚えたことでしょう。
しかし、水害ですべて家が流失した生徒もいるそうです。
友人も含めて先生たちの車20台以上は、水に浸かりすべてアウト。車両保険に入っている先生は、保険から出るそうですが、それ以外の人は、自己負担となります。
爪痕は、深くまだまだ突き刺さっていることを改めて感じました。
ふと学校に掛けられている書を見ました。この書は、Kさんが昨年の大震災の後に書いたものです。
「しあわせ ~きっとおとづれるその時を信じ 一歩前へ~」
今は、辛いこともあるかも知れない。でもいつかはそれを乗り越え、しあわせを感じるときもやってくる・・・。多くの人が危機的な状況にあります。でも前向きに歩けば、いつかあの日のように笑顔で過ごせる日々がやってくることを信じ、被災した人もそうでない人もみんなで頑張り抜けたらと感じます。
今日の毎日新聞にKさんの記事が載っていました。書を通しながら、わたしたちにいろんなメッセージを与えてくれます。かけがえのないたいせつなものをわたしたちに伝えてくれます。