かったかくんのホームページ

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大雨の被害

2012年07月03日 | Weblog
しとしとと降る雨趣今いづこ
                濁流になり家並み流す




朝からのすごい雨。この雨音で目が覚めました。こんな雨の音は聞いたことがありません。そのくらいのすさまじい雨でした。


耶馬渓では、観測史上最多の雨量とニュースでは報道されていました。全国版のトップニュースとなっています。
1時間の雨量90ミリ。3時間の雨量は、200ミリを超えています。総雨量が250ミリとなっています。



写真を通しながら、綴っていきます。




学校に行くときは、雨は激しかったのですが、川を見ると、いつもの雨が降ったあとの濁りがある程度でした。あっという間に水位が上がりました。4時間で9メートル上昇したといいます。



家族からメールが来ていました。また近所の方からも電話があったのですが、マナーモードにしていて分かりませんでした。ずばり用事は、山国川の氾濫のために、家が危ないということでした。




家の危機もあるのですが、生徒たちを預かっている以上、まず地区の実態を見るために、校区を数人の先生たちと一緒に車で回りました。また関係の機関とも連絡を取りながら、午後から安全に帰すということを基本において、対応をしました。



帰す前には、PTA会長さんとも一緒に地区を回り、危険個所の確認などをしました。



生徒たちには、全校集会で指導をしたあと、地区ごとに集め、帰り方の確認。「念には念」をです。生徒たちが帰る時は、道路などの冠水がありませんでした。しかし、川や池が増水をしているため、自転車で来ている生徒は、先生たちが先頭と最後尾をつとめながら、誘導をしながら帰りました。



帰り着いたら、学校に電話ということで、学校の電話は鳴りっぱなしでしたが、4時過ぎに生徒全員の帰宅確認ができました。安心しました。



対応しながら、テレビのニュースを見ていると、家の辺りの河川の様子がライブカメラでたびたび映し出されていました。それを見た方が、心配して携帯に電話をかけてきます。




帰る道がまた険しい。洪水の爪痕が恐ろしく生々しく残っています。がけ崩れ、道路冠水、橋への冠水。流木などがいろんなところに散在しています。見るも無残です。




ライブカメラに映っていた数軒先の家は、床下、床上浸水をしています。わたしの家は、砂の量などは、かなりありますが、奇跡的にも庭先に流れが入りこんだくらいで済みました。行方不明の方や家屋にかなりの被害を受けた方もいるので、容易には喜ぶことができません。



でも多くの方が心配して電話やメールをくれたことに感謝しています。


このような一日になろうとはだれもが思っていなかったことです。それが災害です。災害は、いつ、どこでおこるかわかりません。仕事でも家庭でも危機意識を持つことが大事だと痛切に感じます。