かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

ちょっと休憩Ⅳ 最終回

2013年01月03日 | Weblog
もう食えねえあわびにひらめが皿に舞い
              ベルトを緩めてキャベジン飲んで





済州島旅行記の最終回。よくWEBなどで見ると、ぜいたくをせず、少人数で行くならば、結構安いんですよね。国内旅行より安いのかも知れません。




ちょっと日本を離れて、外の国の様子を見ると、いろんなことを知ることができます。




済州島は、1945年に日本が連合国に降伏すると、朝鮮半島はアメリカ軍とソ連軍によって北緯38度線で分けられます。




しかし、済州島で南北統一された自主独立国家の樹立を訴えるデモを行っていた島民に対して警察が発砲し、島民6名が殺害される事件がおこり、これを機に、闘争は、激化し、10万人近くの住民が殺害されています。悲劇の島でもあったのです。




済州島の生活の様子は、「城邑民俗村」に行けば、理解できます。ここでは、過去の家の様子を見ることができ、国から補助金が出ているので、壊して新しい家を建てることができません。済州島に住む人々の生活する姿を直接見ることができる生きた文化遺産です。実際に人々も暮らしています。




住民の方に、済州島独特の三本の棒を使った門の説明をしていただき中に入ります。馬に引かせる石臼や木につけた萱で雨水を甕に溜める仕組み、トイレにもなっている豚の飼育場などを見学しました。




ここで飼われている済州名物黒豚がいます。なんと、人間の排泄物をまるごと食べて育つといいます。男子は、トイレでは棒をもって用を足さないと秘密の場所が豚に食べられるので、豚が近寄ったら、棒で追い払うという、大胆なトイレです。



そして、少し済州島の歴史を学んでホテルに戻りました。 




この島での料理は、もちろん韓国料理ですが、ビビンバなどもしっかり腹に入れました。しかし、ソウルや釜山などと比べると、肉はもちろんのことですが、魚介類の料理が多かったです。




市場に行くと、島の人たちがこんなに買うのかというくらい店頭に新鮮な魚が出ていました。食事には海鮮料理がたっぷり出てきました。きっと漁場がいろんなところにあるのでしょう。魚介類がもう・・・いい・・・というほど口にしました。ぜいたくです☆




楽しい旅行となりました。




済州島には、「トルハルバン」という石でできた守り神が至る所にあります。右腕が上にあるものは「文官」で、触ると学業成就、頭が良くなるなどの御利益があり、左腕が上にあるものは「武官」で、こちらは無病息災などの御利益があると言われています。




また、後ろから見ると男の○の形をしており、子孫繁栄の意味があり、鼻を触ると男の子が、耳を触ると女の子が生まれると信じられているそうです。火山でできた島ならではの守り神です。




ちょっと休憩という旅行ができました。
「文官」「武官」と今年は、「平凡」がいい一年でありますように・・・と旅行の思い出をたどりながら思っています・・・。