かったかくんのホームページ

日々感じたこと、心に残ったこと・・・綴っていきますね。よかったら、立ち寄って下さい。

ふる里に朝陽がのぼり

2014年07月01日 | Weblog
7月の燃える朝陽を浴びながら
          ふる里の話に耳を傾け


 


今日から7月。梅雨の間の晴れ間でしょうか、じっとりと暑い朝となりました。今日は1日。交通指導日です。地域の方が学校の近くに立ってくれていました。自転車で登校してくる生徒たち一人ひとりに声をかけてくれていました。



生徒たちは、地域の方からの声に気持ちがいいあいさつを返していました。暑さを忘れる嬉しい光景でした。
 


地域の方と一緒に立っていると、「最大水位」という看板が目に入りました。「ここまであの2年前の7月の洪水の時に水が来たらしいですよ。」と言うと、「いつ貼りつけたのだろうかね。」と看板の近くまで一緒に見に行きました。
 


「あの時は、大変だった。」といろいろその時の学校の近くの様子を話してくれました。



ここの交差点に新聞屋の車が来たこと。最初は浅かったので、車を進めて行こうとしたのですが、だんだん深みにはまって、車を捨てて運転手は命からがら逃げました。車は、国道を覆った濁流に飲み込まれ流されていったこと。



これから復興をしていく中で、道を広げたりすること。そのために、家が取り壊されるのですが、まだ移り住む家が決まっていない家庭があること・・・いろんな話を聞かせてもらいました。

2年前の7月の2回にわたる豪雨からの「復興」で、これからふるさとの風景が大きく変わっていきます。
 


そんな話をしながらも、生徒が横を通るたびに、しっかりとあいさつを交わしてくれていました。よく生徒の顔を覚えていて、「○○ちゃんは、大きくなったねえ。」と通り過ぎた生徒の成長も話してくれました。
 


特に印象に残った言葉が、
 「今までバスで子どもたちが来ていたけど、自転車でまた通う  うようになり、生徒と顔を合わすことができるようになった。元気もらえるわ。」
です。この言葉は、よく聞きます。



やっぱり地域の中に、子どもたちの声がすることが、何よりのエネルギーに変換できるのだと感じました。 
 


そんな中で、今日から2日間の日程で、期末テストです。生徒たちは答案用紙と向き合う、静かな校舎の一日となりました。