
今と昔の溶け合う時間

午前中、母校の小学校に出張に行きました。当時の校舎の姿ではありませんが、校舎から見える風景はあまり変わっていません。窓辺から見える風景に懐かしさを感じました。
授業を見る中で、子どもたちの数が減っていることに寂しさを少しだけ感じましたが、子どもたちは元気いっぱいに学習をしていました。
校長室に飾っている写真を見ました。

小学校の1年生までは違う場所に校舎がありました。現在その校舎の一部は「木精座」という喫茶店になっています。喫茶店になっているところは、職員室でした。二階には広い講堂や畳の間がありました。
小学校に入学したときに、式は講堂で行われていました。今の小学校の場所には、城井地区などを中心とした中学校がありました。

校長室には、小学校当時の校舎が飾られていました。懐かしい。
1年生の途中で、今の場所に校舎が移転しました。
つまり中学校が統合され、柿坂に中学校が建てられました。田舎町にとっては大きな変化でした。
数校あった中学校が統合されたのです。一学年が200人を超えていました。

場所が変わったときの小学校の時の写真もありました。さらに懐かしい。いろんな思い出がこの校舎に詰まっています。木造校舎の造りに重層感があります。額に入れられた写真を見ながらいろんな思い出が蘇ってきました。
母校に出張というのもいいですね。教員ならではです。
歴史は移り変わっていきますが、思い出は時が過ぎても心にしっかりと残っています。
中学校に通っている生徒たちにとっても今の学舎にしっかりと大切な素敵な思い出を刻んでいってもらいたいと思います。

勤務先の学校に戻ると、かつてお世話になった方が来校してきてくれました。
出張といい突然のお客さんの来校といい、思い出をたどる時間が持てました。