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「休校を告げての想い」

2020年02月29日 | 大分県
昨日、友だちから、コロナウィルスについての話題を聴きました。
自然に「そうなのか。」と何気なく思い、はいまた次へ。
しかし、あとからそれは、デマとわかりました。
 
 

不安に思っていること、社会が今、コロナウィルスに乱されていることで、ちょっとしたデマが広がっていくことを感じました。
きちんとした公的なところからの公表を「真実」としなければ、このようなことが「フェイクニュース」として、社会をかきみだしていくのだと反省をしました。
 


今、トイレットペーパーなどが買い占められています。社会は、「コロナウィルスの広がり」によって、真実と虚構の世界で揺れています。

友だちにも、
「それ、デマなんだよね。」
と言うと、
「そうなんだ。」
の一言。

 

昨日は、真実の部分で、学校は、「当分の間」休校に入りました。
「当分の間」とは言え、現段階では、卒業式をのぞく3月行事は中止ということになっています。子どもたちは、昨日を最後にみんなが顔をそろえるのは、4月の新学期ということになります。(現段階では)
 
 

一昨日の夜に国からの要請報道があって、次の日には、すべて今学期は終わりますという流れ。
要請というのも微妙な言葉。


「要請」というワードには「幅」ができるので、またまた子どもたち、学校に混乱を招きがちになります。



新学期まで子どもたちがそろわないことの想定で、作品などの持ち帰り準備、学習課題などの決定、3学期の行事の中で、子どもたちのためにしておいた方がいい取り組みなど急遽行いました。
 


例えば、「2分の1成人式」。
子どもたちは、3月3日に行われる予定だった「2分の1成人式」に向けて、これまで頑張ってきました。
「感謝」を伝えるということを胸に練習や表現するものを作ってきました。



子どもたちにとって、10年という節目に自分自身を振り返ること、また1年間の子どもたちの成長を感じる場・集大成ととらえていました。


しかし、それが叶うことはできませんでした。
昨日、みんなで最初から最後まで初めて通したリハーサルを行いました。

 

1年前に出逢った子どもたちですが、リハーサルを見ながら、頼もしさと体も心も成長した姿から、胸が熱くなりました。



 
映像でお家の方に姿を見せることより、ライブで見ることを希望しました。「2分の1成人式」は来年度に持ちこされることになりました。


晴れの姿は見ることはできないと心の中をよぎって見ていると、リハーサルに1年間の感慨深い思いが馳せました。


 

一方では、6年生にとって、卒業式という大きな節目の時があります。
3月12日行われる予定だった「卒業生を送る会」も中止になりました。児童会役員や担当の先生などによって、即座に予定の変更と対応をしていきました。


臨機応変な取り組みにすごさを感じました。
6年生の教室の前の廊下で5年生が代表して送る会で歌う予定だった曲を歌うというのです。
 


予定の時間になりました。
児童会役員と5年生が6年生の教室の前に続々とやってきました。
 
 

6年生は、教室から見ています。
5年生が元気よく、感謝の気持ちを込めて、歌い始めました。


4年生は、6年生の教室の横だったので、
「5年生の取り組む姿をよく見ておきなさい。」
と、隣りのクラスのくどう先生と一緒に子どもたちを廊下に出して、座らせ、その様子を見させました、
 

「別れ」ということの思いの中で、5年生の歌う歌が6年生の心に響いていきました。
同時に4年生にもその感動を味わうことができました。

 
 

突然告げられた「最後の日」。
寂しさの中で、心が通い合えた瞬間もたくさんありました。