『日の暮れにすっと川風頬かすめ
風鈴揺れて涼しさ広がる』
曇り空だったからでしょうか。
夕方、外に出てみると、昼間の暑さが和らいで、なんとなく心地よい川風が体にあたります。
風を感じていると、秋が近づいていることを感じます。
風呂に浸かっていると、虫の音も聞こえてきます。
猛暑・酷暑と言いながら、ほんの少しだけ秋が来ています。
日中の夏の陽ざしがきびしく感じますが、明日からお盆になります。
「残暑お見舞い申し上げます」
という言葉が聞かれます。
「残暑」という言葉とともに、ときどき、ふと秋が近づいてきていることを風や畑に実っているものから感じます。
先日、かつての教えた生徒のこうちゃんの訃報で連絡を取り合っていると、福祉施設で働いている、Mちゃんが、
「入所している方から、『 而今(じこん)』という言葉をおしえていただいた。」
という話になりました。
仏教の教えです。
「過去や未来に囚われず今をただ精一杯に生きる」
という意味だそうです。
こうちゃんが亡くなったことを通して、「今」を大切にしていきたいということを、こちらに伝えたかったのでしょう。
「先生には、そんな言葉を教えてもらっていなかったね。」
はいはい。でも、小学校時代にそんな言葉は教えないでしょう。
もちろん、そんな言葉があること自体知りませんでした。
先日、三遊亭円楽さんが、高座に上がりました。
病からの復活です。
3度のICU治療をしながら、闘病生活をしています。
涙を流しながらの円楽さんの高座の姿は、多くの人が心を打たれたことでしょう。
「朝には紅顔ありて夕べには・・・」
という言葉がありますが、人の進む先はどういう道になっているのかはわかりません。
「みっともなくてもいいから死ぬまでやります。しがみついてみよう。」
と記者会見で話をしていましたが、これこそが「而今」なのかなと思います。
過去の栄光もこれから先のことも考えずに、今を懸命に生き抜いている姿に、勇気をもらうことができます。
「而今」ちょっと心の片隅に置いておきましょう。
風鈴揺れて涼しさ広がる』
曇り空だったからでしょうか。
夕方、外に出てみると、昼間の暑さが和らいで、なんとなく心地よい川風が体にあたります。
風を感じていると、秋が近づいていることを感じます。
風呂に浸かっていると、虫の音も聞こえてきます。
猛暑・酷暑と言いながら、ほんの少しだけ秋が来ています。
日中の夏の陽ざしがきびしく感じますが、明日からお盆になります。
「残暑お見舞い申し上げます」
という言葉が聞かれます。
「残暑」という言葉とともに、ときどき、ふと秋が近づいてきていることを風や畑に実っているものから感じます。
先日、かつての教えた生徒のこうちゃんの訃報で連絡を取り合っていると、福祉施設で働いている、Mちゃんが、
「入所している方から、『 而今(じこん)』という言葉をおしえていただいた。」
という話になりました。
仏教の教えです。
「過去や未来に囚われず今をただ精一杯に生きる」
という意味だそうです。
こうちゃんが亡くなったことを通して、「今」を大切にしていきたいということを、こちらに伝えたかったのでしょう。
「先生には、そんな言葉を教えてもらっていなかったね。」
はいはい。でも、小学校時代にそんな言葉は教えないでしょう。
もちろん、そんな言葉があること自体知りませんでした。
先日、三遊亭円楽さんが、高座に上がりました。
病からの復活です。
3度のICU治療をしながら、闘病生活をしています。
涙を流しながらの円楽さんの高座の姿は、多くの人が心を打たれたことでしょう。
「朝には紅顔ありて夕べには・・・」
という言葉がありますが、人の進む先はどういう道になっているのかはわかりません。
「みっともなくてもいいから死ぬまでやります。しがみついてみよう。」
と記者会見で話をしていましたが、これこそが「而今」なのかなと思います。
過去の栄光もこれから先のことも考えずに、今を懸命に生き抜いている姿に、勇気をもらうことができます。
「而今」ちょっと心の片隅に置いておきましょう。