かったかくんのホームページ

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「2学期になって3日目」

2022年08月29日 | 大分県
『何気ない日々の心の拠りどころ
     子どもが見せる優しい笑顔』


2学期になって、3日目の学校生活を迎えました。
もううんと、学校生活を送っているような気がしますが、まだ3日目です。
子どもたちは、もう、夏休みを忘れたかのように、休み時間に遊んだり、授業に頑張っています。
今日は、国語の時間に、高田敏子さんの「忘れもの」という詩の学習をしました。
      (2022年8月29日夏)

 

2学期になって、3日目の学校生活が終わりました。
まだ、たった3日?と思うほど、充実した学校生活を送っています。

その3日の間に、運動会の練習も始まりました。
夏休みの作品展も開催中です。
その準備もしました。
授業も通常通りに行っています。
子どもたちの気持ちの切りかえは早いです。
  

今日は、国語の時間に「忘れもの」という詩の学習をしました。
高田敏子さんが創られた詩です。かつては、何かにつけてテレビに高田さんが優しい笑顔で出演されていました。
 
もう亡くなられていますが、たくさんの素敵な詩を残していってくれています。
高田さんの忘れものではなく、高田さんの置き土産です。
詩は、こんな詩です

忘れもの        高田敏子

入道雲にのって
夏休みはいってしまった
「サヨナラ」のかわりに
素晴らしい夕立をふりまいて

けさ 空はまっさお
木々の葉の一枚一枚が
あたらしい光とあいさつをかわしている

だがキミ!夏休みよ
もう一度 もどってこないかな
忘れものをとりにさ
 

迷子のセミ
さびしそうな麦わら帽子
それから ぼくの耳に
くっついて離れない波の音

 

いろいろ学習したあとに、子どもたちに、
「もし、夏休みがもどってきてくれたっとしたら。」
と質問をしました。

ある子どもが手をあげて、
「先生、家族が病気になって、夏休み、親せきが集まれないようになったんよ。
残念だった。
だから夏休みがもう一度戻ってきて欲しい。」
 

優しい。
人のつながりが消えてちょっと寂しい夏休みとなったんです。
でも2学期は子どもたち一人一人に、あたらしい光とあいさつをかわしていって欲しいと願っています。