昨晩から降り続いた雨は、なんとか午後にはやみだしてくれた。
天気予報を大きく上回る雨量で、一時は嵐の様相であった。
この東三河から遠州ににかけての西風は、世間から来た人にとっては驚きの強さだという。
農民藝術創造倶楽部の会長のAさんもその一人。
私からすれば子供の頃より風は穏やかになったと思うのだが・・・。
そして雨上がりの風に舞わされた木々の葉が、
至る所で集会を開いているがごとく音を立てている。
このざわめきはカラカラと心地よく、
明日から始めようと思う紅甘夏の収穫を応援しているようである。
青島みかんの販売は終わり、
これからことぶきみかん→マザー・ヴィクトリア→紅甘夏へと続く。
頑張りが終わる頃、桜の花が咲くのではないかと昨年お花見を思い起こす。
4月には天命倶楽部最終年となる。
西行法師のねがわくは桜の下で~、という詩が少しずつ色づいてくる。
また1年、楽しみながら37回目のみかん作りとなる。
いままで出荷できない青島みかんは廃棄していたのだけれど、
今年はチャレンジものとして青島みかんとベルガモットのミックスストレート果汁を作ってみた。
ベルガモットの368種類の香の成分のたぐいまれな抗酸化力と持続力のある香りで、
青島みかんのストレート果汁にほんの少しの活力を与えてくれるだろうと見切り発車。
できあがったものを試し飲み、寝かし具合もテロワールかと自分を実験台にする。
舌を研ぎ澄まし、わずかな光を感じ取ることが出来るだろうか?
こちらも楽しみながら、藪をかき分けて進んでいこうと思う。
商品名も思案中!個人的には「青い体験」なんて言うのがいいかと持ったが、
年齢から言うとラウラ・アントネッリ主演の映画を思い出してしまう。
やはり他を考えよう!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます