温室みかんの収穫が終わったここ4週間ほど、
お客様ラッシュと雑用でめちゃくちゃ忙しかった。
時間が怒濤のごとくながれて行く中、すこし腰の調子も悪かったため
精神的にかなり辛かったと言うのが本音である。
なんとかここへ来て調子も上向きになりそうである。
やはり健康第一、酵素いっぱい、楽しさいっぱいで毎日を送りたいものだ。
先日、この地域で有名な農業資材の社長様と担当者様が
当園に足を運んでくださった。
そのときにいただいた「本来農業への道
~持続可能な社会に向けた農業の役割に関する報告および提言書」を
今日やっと読み終えた。
大学の教科書を思い出す懐かしいにおいの文章に、読み返しを要求される。
書かれている内容は自身の考える事とほとんどオーバーラップしているので、
今後進むベクトルに大きなぶれはないと言うことだろう。
読み終えるとこれだけの報告と提言があるのに、
どうして自然との接点である私のいるドメインに光がこないのか。
その部分は読み落としそうな文字数で、
「主役不在の農業・・・すなわち農政を担う者や農学を研究する者は多くいるが、
肝心な農業生産者は減少の一途を辿る。」と書かれている。
もう少しこの本音の部分を掘り下げてもらいたいと思う。
その人たちがその職を投げうって自然との接点に入ってくるときが、
本来農業への近道ではないだろうかと思う。
労働を語れる人が増えることが、可視化が加速する条件になるはずである。
だからこそ、栽培に手を出した訳ですが・・・
とはいうものの、両者が中途半端になってしまうことが一番ダメなことであり、それはうちの衰退を意味するために両者とも真剣に取り組まなければいけませんけどね。
サカターンさんも肥料やさんという生業から、
自然との接点の農業を学んでいますよね。
なかなかできないことです。
本業をおろそかにしてはいけないと思いますが、
相手のドメインを知らないと物事の見方を見誤る事が多いように感じます。
農家も販売を経験することで、相手に対して今までと違った提案ができるはずです。
嘆くばかりでなく、勇気を持って自分を追い込むことが必要ではないでしょうか。
当然、若さも大切ですけどね。
相手の立場になって考える、どの職業でもこれができれば安泰だと思います。
お互いに頑張りましょう。
みかんに限らず農産物価格が低迷する中で、若い人間が「しょうがない」という風潮になってしまっていることが残念でなりません。
農家は物流の大元である「物」を持っているということと、それが食料であるという強みをもっと感じるべきだと思っています。
それは販売をしていく中で感じることかもしれませんが、若いならばどんどん動いてみることです。
農業は希望ある産業であり、それは自分達で切り開けるということを是非知ってもらいたいです。
よかったです。
さて「しょうがない」という風潮をなんとか農業を取り巻く人を含めて、打破しましょう。
積み重ねが正ののスパイラルに必ずしてくれます。
しょうがないという時間があったら、その時間を解決への時間として、
使うべきだと思います。
人生の最終章までには決してその時間が無駄ではなかったと
思えるようになるでしょう。
希望産業なんて言われる日を夢見て・・・。
かっこいいじゃないですか!