河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

恐竜まみれ

2025-03-06 23:03:58 | 読書(その他)
小林快次、新潮文庫。
発掘現場は今日も命がけ。
北大の小林先生の本だ。
最近こういう研究者の本をよく見るが、
川上和人くらい筆が滑るとウケるけど、
まあ内容は普通だな。
国内外での発掘の苦労話は面白いし、
研究って何のためにするのかとか、
現場大事だよね、とか。
フィールドは、行くまでの苦労がめんどくさ過ぎて、
フィールドの楽しさと天秤にかけても、私には重過ぎた。
これ読んで、面白そう!って研究者を目指す若者が増えるといいね。
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鑑識写真係リタとうるさい幽霊

2025-03-06 22:07:22 | 読書(小説)
ラモーナ・エマーソン、ハヤカワ文庫。
邦題が全てを語っている。
アルバカーキ警察で、事件事故の証拠写真を撮るリタは、
ナバホ族居留地に祖母を置いて街に出て働いている。
そして、幽霊が見える体質。
ある日、交通事故現場を撮影していると、当の死者アーマが
自分は殺されたのだと、リタに付き纏うようになる。
撮影する事故現場の描写がリアル過ぎ。素人ならホラーものだね。(獣医師は素人じゃないの)
霊が見えるのも、全く仕事の助けにもならず、やばい感じで、これもリアル。
さらに、先住民差別とか、警察組織の腐敗とか色々。
子どもの頃からの回想がとても苦労だらけで大変なんだけど、
信頼できる友達が二人もいるし、おばあちゃんもいるし、
おばあちゃんの友達の呪い師もいて、なんかきっと、全然、大丈夫。
よくある話かもしれないけど、先住民が書く先住民の生活もちょっと触れられているあたりに興味を惹かれた。
最後までどうなるんだろうというサスペンスもありつつ、うまいことまとまっている。
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ブート・バザールの少年探偵

2025-02-28 00:13:48 | 読書(小説)
ディーパ・アーナパーラ、ハヤカワ文庫。
インドでは、毎日180人の子どもが行方不明になるー
衝撃的な帯の惹起文だ。
刑事ドラマが好きな9歳の少年ジャイ。
同じ学校の子どもが行方不明になる事件が続き、
警察も相手をしてくれないから、
友人のパリとファイズと一緒に事件を調査する。
まあ、9歳の子どもがすることなので、
名探偵コナンのようなことにはならない。
その辺リアルだなーとか思ってたら、
最後までそのリアルテイストのまま、最後を迎えた。
探偵小説だと思っていたので驚き。ふはあ。
インドの空気と子どもの目線そのままの描写が面白い。
面白いんだけど、切ないなあ。。。
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界変の魔法使い1

2025-02-26 23:52:35 | 読書(マンガ)
「結界師」の人の最新刊。
1冊丸ごと伏線まみれ。
緑の魔法使い世無(ゼム)が保護した謎の少年。
記憶をなくした少年は、自分が「王子」であること、
何か色々なくしていることを断片的に思い出す。
シリアスなストーリーなのに、
少年が、一筋縄ではいかず、とてもマイペースで、
早々に世無、切れかけてギャグ調になってるし、
大人しくしておらずに逃げ出して城を破壊?するし、
そうかと思えば記憶を一部取り戻して泣き出したり、
王子すぎて?熱いものも辛いものも食べたことないし、
掃除すらしたことないから毎日新鮮!て感じで
表情がコロコロ変わるのが見てて微笑ましい。
読者は彼とともにこの世界を知ることになる。
すっかり作者のペースに呑まれてる感じで面白い。
この先どうなるのやら。
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虹いろ図書館 司書のぼくと運命の一年

2025-02-16 20:52:21 | 読書(小説)
櫻井とりお、河出書房新社。
完結。
結局、1冊目と2冊目以外は、
同じ話の焼き直しみたいだったな。
それだけ、物語に厚みがあったわけなんだが、
1冊目の時点では、ピッピちゃん(河野さん)は
絶対いなかったと思うなあ。
表紙の絵、細か過ぎて名前ギリ読めるくらい。
こういうシリーズは、どこから読んでも〜〜とかいうけど、
この本だけは、最後に読まないと色々意味わからないだろうなあ。
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