佐藤多佳子、偕成社。
ひみつの旅。
忘れた頃に続き出るから、前の話ちょっとうろ覚え。
青い目の双子が襲撃してきたのち、
彼らの生活が描かれる。
それは読者のみが知ることで、千里たちは知らない。
そこに、星司の母のことを思い出したユキちゃん(真行)が
テンちゃん(真典)とおじいさんに伝え、それを聞いた星司は
お母さんに会いたくてたまらない。
手がかりを探して見つけた秋田県久利本郷市という地名を手がかりに、
千里と二人、秋田へ向かう。
なんか全然どうなるのかわからんなあ。
なんせ宇宙人だからなあ。
佐藤多佳子、偕成社。
ひみつの旅。
忘れた頃に続き出るから、前の話ちょっとうろ覚え。
青い目の双子が襲撃してきたのち、
彼らの生活が描かれる。
それは読者のみが知ることで、千里たちは知らない。
そこに、星司の母のことを思い出したユキちゃん(真行)が
テンちゃん(真典)とおじいさんに伝え、それを聞いた星司は
お母さんに会いたくてたまらない。
手がかりを探して見つけた秋田県久利本郷市という地名を手がかりに、
千里と二人、秋田へ向かう。
なんか全然どうなるのかわからんなあ。
なんせ宇宙人だからなあ。
川端裕人、集英社文庫。
コロナ真っ盛りの頃に描かれた青春小説。
クライミングも地学に含まれます。
っていう地学部物語。
この人の話は、今時のツールを使いこなして、
ありそうなイベントをぶち上げるクライマックスが見どころ。
今までにもいくつかあったけど。
高校生の頃に地学部なんて全く興味なかったなあ。
宇宙とか天文とか気象とかは好きだったけど、
それが地学(地球科学)とか思いもしなかった。
運動制限のある主人公瞬が高校に入学して出会ったのが、地学部。
クラスメイトの花音に惹かれて気づけは門を叩いていた。
そしてクライミングにボルダリング、化石の発掘、微小隕石の採集などなど
地学の世界にどっぷりはまり込んでいくのだ。
コロナが邪魔をするのだが、なんとか乗り切っていく。
やたらみんな前向きで寛容で、できるやつばかりで、
自分の能力に限界を感じて挫折、とかには縁のないストーリーが
鼻につくといえなくもないけど、
この爽やかに暑苦しい青春物語、なんかいいなあこんな高校生活。
ってちょっと思うわ。
蓮見恭子、双葉文庫。
いっちょマラソンで町おこしや!
マラソン大会の運営に携わる会社から
ふるさとの土師市職員に転職した倉内拓也。
前職を買われて、市長から、フルマラソンを企画するよう、指令が降った。
準備チームを立ち上げるが、皆未経験者ばかり。
コース設定は難航し、反対する声のでかい住民はいるし、
果たして無事大会を開催することはできるのか。
マラソン大会参加している身+公務員の立場からすると、
かなり解像度高いな。
そのくせ、一癖も二癖もある人物が、無理を押し通すきっかけになって、
うまいこと話を繋げるなあと感心して読んでた。
ちょっと最後の最後のクライマックスが、意味わからんかったけど、
まあ、ええんちゃう。村田ジジイ兄弟、いい味出してる。
埴輪とコスプレとマラソンと箱根駅伝と、あと地方公務員と、
どれかに琴線が引っ掛かれば面白く読めると思う。
新藤元気、宝島社文庫。
小さな数学者と秘密の鍵。
サブタイトルが内容を語ってる。
主人公はタイトルのまま、
興味を引いたのは、元科捜研研究員が書いた、
っていうところ。
ちゃんと鑑定してて面白い。
突如、自宅に証券取引等監視委員会が捜査に入り、
パソコン等を押収されてしまう男性<私>、
警察の特殊犯罪捜査班に所属する<僕>が出会うのが、
科捜研の小春。小さい体に大きな態度。
もう一人、火事現場から行方不明になった小3の少年<ぼく>
この3人の視点から一連の事件が語られる。
<僕>こと熊谷くんは 何やら職場内で干されていて、
パワハラを受けて萎縮している状態。
味方は嘉山先輩だけ。
たまたま受けた火事現場の検証で小春に会い、
事件の真相を独自に調査し始める。
一人称語りっていうのがトリックの1つではあるが、
3人が出会った時の描写はちょっとずるいなあ。。。
とはいえ、出てくる人物それぞれのバックボーンがしっかりしてて、
彼らのゆく先も気になるし、結構面白かった。続くかな?
でも熊と龍コンビより、数学少年や喜一の先のが気になるかも。
知念実希人、新潮文庫NEX。
出版された当時から表紙は知っていたが、
医療モノだと知ったのは数年前、
そして出版社変わって出し直してるなー、
アニメ化するんかー、ってとこまで、
なんとなく知っているけど、未読でした。
読んでみた。
医者が書いてるだけあって、医療ミステリは
まあ、いいんじゃないですか。
キャラは、アニメ向きな、典型的な発達障害で、
俺様少女な主人公(医師)と、使い走られる男性医師。
あと、陽気な研修生とか、
どう怖いかまだ未知数のお姉ちゃん等、
キャラも色々立ってるけど、
まあ、私は、もう、いいかな。。。