河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

太陽ときみの声

2021-10-12 22:57:19 | 読書(小説)
川端裕人、朝日学生新聞社。
前に読んだ「風に乗って、跳べ」は
このシリーズ3巻だったので、最初の話。
イッキ先輩が、弱視初心者になって
ブラインドサッカーを始めるまでのお話。
ラストに出てきた一輝と丈助がファンの
ブラインドサッカーをやる選手、っていうのは、
きっと、「銀河のワールドカップ」に出てきた
誰かなんだろうなあ。
ところで、このシリーズ、図書館で借りてきたけど、
Amazon Unlimitedに入ってた。
じゃあ、早速続き読むか。。。
読みやすいし、とっつきやすくて、
ブラインドサッカーを身近に感じさせるんだけど、
なんかお行儀良すぎる気もしなくもない。
そもそも中学生向きなので、毒を求めてどうする。
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螺旋じかけの海1〜3、君の薫る星

2021-10-12 20:24:39 | 読書(マンガ)
Amazon Unlimited
螺旋の方はアフタヌーン掲載。
とてもアフタヌーンぽい。
遺伝子操作が産業となっている世界。
でもヒト以外の遺伝子が4割以上発現したら、
それはヒトとしては扱われない。。。
音喜多は、自分もたくさんの遺伝子を混ぜ持って、
自分を被検体にしつつ、同じ境遇の者たちを手助けする。
医者であるらしい。
なるほど、描写がいろいろリアルだ。

短編集の方は同じ系統のものもあれば、
ファンタジィ、リアル路線も。
最初のおじさんたちと少女の話はよかったな。
表題作は、なんかこういう話、エマノンか火の鳥か
ちょっと既視感があるな。
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書楼弔堂 炎昼

2021-10-12 20:10:01 | 読書(小説)
京極夏彦、集英社。
2冊目だ。
語り手は、高遠氏から、塔子さんに。
薩摩の元武士の祖父から、
女には学問は不要と言われ、
早く嫁に行けと言われて不服だった彼女。
父からは学校を勧められ、
女子高等師範学校まで卒業したが、
何をするでもない。
そんな折に、弔堂を探す書生二人に出会う。
一人は、田山花袋、今一人は、松岡國男。
塔子は時々人を拾って、弔堂へ連れて行く。
そして、その人の一冊に出会うところに立ち会う。
で、この松岡氏、ある女性を想って詩を書き、
やっぱやめだとして、いろいろ変遷する。
これって、民俗学かなあとか思っていたのに、
彼が誰なのか、最後の種明かしまで気づかなかった。
そしてやっぱ私は民俗学ぽいものが好きなんだなあと再認識した。
幽霊を召喚して解放する?話「常世」は結構好きだな。
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