河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

あなたの話はなぜ「通じない」のか

2007-01-19 22:28:24 | 読書(その他)
山田ズーニー、ちくま文庫。
このひとは、とても繊細でいい人なんだろう。
ひとことひとこと、気を遣ってしゃべって、
あげくに、相手は傷つかずに、自分が傷つく。
そんな優しい人が、傷つかないように、しゃべる方法を、伝授する。
気にしない人は、こんなの読まなくていいんだろう。
言いたいこと言って、満足できる人は。
言いたいことを言うけど一方通行でなく、お互い分かり合える、
そういうのを目指す人が読むのかな。
私も、嫌いな人に対する自分のしゃべりをちょっと反省した。
今度は、もうちょっと、なぜそんなことをするのか、何がしたいのか、
問いを相手に向けて発信してみようかな。
なんて考える、前向きな本。
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ドイツの犬はなぜ吠えない?

2007-01-19 22:20:21 | 読書(その他)
福田直子、平凡社新書。
んー、微妙!
著者は、犬キチなのかそうでないのか。
いっそのこと、犬馬鹿だったり犬嫌いだったりしてくれれば、
まだわかりやすいけど、どっちでもないような、動物好きなような、
立場がよくわからない。
いろんなドイツほかヨーロッパの事例を紹介してくれるけど、
その意図はなんなのか。
勘ぐってしまう。
けど、わかりまへん。だからすっきりしねえ。
けっこーラディカルな書き方をしているので、
現状よく分かってんのかな、とおもうと、
後書きにあるように、自治体が「動物の家」みたいなのを作ればいいのにとか、
現実的でないというか難しいことをおっしゃる。
でもまあ、冷静に動物のことを見ている方なんだとおもう。
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きょうも、いいネコに出会えた

2007-01-13 19:59:38 | 読書(その他)
岩合光昭。新潮文庫。
猫・・・こいつらの在り方は、どうあるべきなんだろう。
人と動物との関係を考えるとき、猫は、むずかしい。
外で自由に生きているのが猫?
人に迷惑をかけるから、屋内飼養されるべきもの?
猫が、外で生きていてもいいと思う。
ただ、えさを与える、という行為の意味を、
個人個人が知っていれば、ご近所トラブルにはならないのでは。
単に猫の写真を撮りたいだけの写真家で、人嫌いっぽいから、
そういう、猫好きと猫嫌いの間を埋めるようなポーズは全くなくて、
猫学に行き詰まっている私には、あまり参考にならなかった。
ていうか、写真家の素顔なんて知らなくきゃよかった、なんて。
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こまねこ

2007-01-08 00:25:44 | 映画
こま撮りえいが。要するに人形アニメ。NHKどーもくんの作者。
登場人?物は、ねこのこまちゃん。おじいちゃんとすんでいる。
自作の人形でこま撮り映画を撮るのが趣味ってのがマニアックですが。
かわいい・・・。
「にゃ?」「にゃにゃっ。」「にゃー。」
全部「にゃ」だけでしゃべります。
見終わって、「にゃ。」と会話してしまいそうになりました。
うれしい気持ち、不安な気持ち、悲しい気持ち、楽しい気持ち、
全部、「にゃ」です。
小さいお子さんには理解しかねますでしょう。
2次元のよりはやっぱり人形のアニメ(5話のうち3話)がいいです。
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スローライフ

2007-01-08 00:09:21 | 読書(その他)
筑紫哲也。岩波新書。
おしゃべりの延長で、いろんな分野への入り口ばかりが
ぼこぼこと紹介されている本。
ほんっとーに入門書、というか。
こういう世界があるんだと言うことを、
全く知らない人もいるわけだから、
この本読んだら、入り口が見える訳なのかな。
ロハスとかスローフードとか地産地消とか
そういうものについて、ちょっとずついろんな話に触れられる。
斬新な新書だな、という点でおもしろかった。
養老孟司も、こういう語りだなあ。
読みやすいけど、広く、浅く。
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