河太郎の読書日記

本とか映画とかいろいろ

麦の穂をゆらす風

2007-01-27 22:37:52 | 映画
ケン・ローチ監督。
アイルランド紛争を描く。時代は、1920年。
人間同士の争いは、いつになってもなくならないのか。
英国軍が、アイルランドを治めるため、逆らうものを殺す。
日本軍とか新撰組とか舞台としては、似たようなものなのかな。
どの立場のものが主人公になるか。
主人公、デミアンは、アイルランド義勇軍で戦っていた。
英国軍VS義勇軍は、わかりやすくていい。
休戦になり、協定が結ばれた。北アイルランドは、英国領の自治区となる。
義勇軍のうちで、内部紛争が起きる・・・
兄テディは、得た自由を大切にしようとする。
弟は、あと1インチを求めて、自治政府に、以前の仲間に逆らう。
イノセント・ヴォイスとは違う、ハッピーエンドでないラスト・・・。
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砂漠で溺れるわけにはいかない

2007-01-27 22:30:22 | 読書(小説)
ドン・ウィンズロウ、創元推理文庫。
ニール・ケアリー(ストリート・キッズ)シリーズ最終巻。
翻訳完結まで10年近い年月が流れ。
おとぼけコメディというか、ギャグ?
86歳のじいさん、ナッティ・シルバーのギャグが、もう意味不明。
ニールは辛抱効かない(笑)。
このじいさんを家につれ戻す、という簡単な任務が果たせず、何度も逃げられる。
じいさんが家に帰りたがらない理由とは。
ストーリーははちゃめちゃ。
でも。ニールの、暗い過去とかそういう部分は変わらない。
父親不在という過去を受け入れ、消化することで、やっと、
ニールは、父親になれるのだ。
それにはもう少し時間がかかるようだ。
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