幕末あどれさん

松井今朝子、PHP研究所。
銀座開花事件帖のシリーズの前の話、ってことで、
シリーズ読み終わって、読もう読もうと思いつつ今頃に。
久保田宗宗八郎ものとしては、たしかにそうなんだが、
タイトルは、明らかに宗次郎の知り合いの弟の片瀬源之助で、
宗八郎は狂言回し、の割に活躍しすぎた感じでちょっと歪。
二人の武士の人生が、ちょっとだけ出会って、
同じ次男坊であるが、全く別の方向へ流されていく。

庶民とか下っ端の役人たちからみた幕末は、
なんか分からんうちに変わっていってしまったもので、
そのあたりよく調べているのか、あっけなくもあるが、
実際生きてたらこうなんだろうなと思わせる。
片瀬兄弟の行末は哀れで、宗八郎はもうちょっと懸命に
生きたのかと思ったが、全然だったな。
後のシリーズで死にそこねたってずっと言ってたから、
全力で死のうとしてたのかと思ったのに。

ふしぎの国のバード4

もう一人の冒険家が現れて、
伊藤をめぐる？争いが。
ってバードさんは知らないから、
伊藤だけもんもんとしている。
絵がまたくどくなってきた。
あとなんか伊藤が幼く見える。
安定しない絵だなー。

３月のライオン13

妹から借りてるシリーズ２つ。
どちらも１３巻だ。
二階堂が、死亡フラグ立ったみたいでちょっと。
実在のモデルは死んでるからなー。
この話、どこへ行き着くのかな。
義理の姉さんがなんか怖くなくなってたが、
最初、この人とどろどろするかと思ってたけど、
あっさり消えたなーというのはまだ早いのか。
どろどろするのか。

きのう何食べた？13

人と人の関わる小ネタが妙にリアル。
ゲイ同士の会話は知らんけどな。
三十、四十、そして五十。
節目って独身には超えにくいんだろうなあ。
シロさんが同級生の孫を見て、愕然としつつ、
自分は３０代くらいで止まってるかも、ってあたり。
子どもがいれば、そりゃ年取るはずだ、この子が
こんなに大きくなってるんだからなーとか思えるもんね。

僕と先生

坂木司、双葉社。
「先生と僕」の続編。
ミステリ好きの中学生とその家庭教師の大学生が、
ホームズとワトソンよろしく、日常の謎を解く。
んだが、てんとう虫の彼女（レディバード）はマンガっぽい。
キャラが濃すぎると日常から離れてくよね・・・
大学生らしい生活の範囲内で起こる、ちょっとした謎解き
ではあるけれど。これ、まだ続くのかな。続きそうだな。