ビタースイートワルツ

小路幸也、実業之日本社。
弓島大と珈琲店シリーズ（そんな名前だったとは）の３冊目。
２冊目まで読んで、もういいかなーとも
思ったけど、気を取り直して３冊目。
意外に前作から繋がってる話だった。
てか、１冊目のラストで出て来た結婚相手が
この子だったとは。という感じ。

周りが勝手に推測して、動くんだけど、
思ったよりは、現実はそう甘く無いというか、
推測とは違う現実が待ってたあたりは、いいと思う。
でもなんだろうなー、この雰囲気。
とりあえず、あと１冊。

椿宿の辺りに

梨木香歩、朝日新聞出版。
久々の長編は、何やら「ｆ植物園の巣穴」から続くらしい。
って、読んだけどほぼほぼ記憶にございません。
時代は現在なので、ｆ植物園の登場人物の孫にあたるようだ。
通称山彦、本名山幸彦。３０代独身。肩が痛い。三十肩と称す。
従妹の海子、本名海幸比子も、色々体が痛い。
彼らをそのように名付けた祖父の遠縁で、
実家の建物を貸していた家の子供は、宙幸彦というらしい。
そして、その家が返って来て、空き家になった。
宙幸彦は最近失踪したらしい。
山彦の祖母の枕元に祖父が現れ、稲荷に油揚げを備えよという。
とまあ、いろいろ起こる。
それが、なんとなく集約して行く。
肝心のｆ植物園の話が全然記憶にないので、
オチがイマイチわかんなかったかも。
古事記の神話とか、椿宿っていう架空の集落の神社の来歴とか。
海幸／山幸の兄弟の確執だとか。
でも何より、山彦のキャラが結構面白いかも。

宝石の国10

もう、ダメだ。。。ついてけない。

天気の子

チケットを安く入手したけど、見たいものがなくて、
１枚は６月末に期限を迎え、破棄してしまったけど、
8月末の期限のやつは勿体無いので、何か見るべし、
とズルズル先延ばしにしていたら、夏休みに入り、
アニメ映画ばっかりになってしまっていた。
そんなもんだっけ。いつも単館系ばっか行くからなあ。

ってことで、天気の子。
二ノ国とどっちにするか迷ったけど、
空の映像が綺麗そうだったから。
ほぼ予備知識なし。
新人の少女マンガかってくらい、
勢いだけはすごいけど、ストーリーは粗だらけ。
ラストシーンで神社に向かうけど、
全く根拠ないよね。一か八か。
それに、自分の逮捕歴は釣り合うのか〜？
もちろん、穂高本人のじゃなくて、なつみさんとか。
だから大人はって言われるんだろうけど、
その辺りのリアリティは皆無だなあと思う。
まあ、漫画だから。
背景とかやたらリアルだから、ギャップがすごい。