蓮見恭子、双葉文庫。
いっちょマラソンで町おこしや!
マラソン大会の運営に携わる会社から
ふるさとの土師市職員に転職した倉内拓也。
前職を買われて、市長から、フルマラソンを企画するよう、指令が降った。
準備チームを立ち上げるが、皆未経験者ばかり。
コース設定は難航し、反対する声のでかい住民はいるし、
果たして無事大会を開催することはできるのか。
マラソン大会参加している身+公務員の立場からすると、
かなり解像度高いな。
そのくせ、一癖も二癖もある人物が、無理を押し通すきっかけになって、
うまいこと話を繋げるなあと感心して読んでた。
ちょっと最後の最後のクライマックスが、意味わからんかったけど、
まあ、ええんちゃう。村田ジジイ兄弟、いい味出してる。
埴輪とコスプレとマラソンと箱根駅伝と、あと地方公務員と、
どれかに琴線が引っ掛かれば面白く読めると思う。
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