遊びをせんとや

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着物の行末 

2023-12-03 07:12:15 | 着物
リサイクル着物、770円で購入したお気に入りの緑の紬。
お出かけから帰って見たら下前にシミが付いている。
ファンデーションを飛ばしたような。

ということで一度近くのショッピングセンターの着物屋で悉皆師さんが判断してくれはるので持ち込んでみる。
良くよく見ると後ろの下の方にも結構なシミ。
汗シミや上前の下の方にもうっすらシミ。胴裏も茶色くなってきているのでかなり前の物でよく着た品だそうだ。
一見わからないような生地なのだ。


シミが完全に取れなくてもいいという判断で6600円と言われた。
一番いいのは胴裏を替えること。これは1万円以上かかる。
そのまま、着たおすことにして引き上げる。

私が二十歳の頃にデパートで作ったド派手オレンジの付け下げを小豆茶のような色に全染するといくらかかるかと聞くと33,000円ということである。そうかー。そうだろなー。ということで保留。

安いには安いなりに理由があるのが解ったが、後悔はしていない。色々足を運んで聞くと勉強になる。
それでも安い品はそのまま使い捨てになるのも何だかと複雑な心境になる。
着たおして最後は解いて、きれいなところだけリメイクして何かを作るしかないな。
私のオレンジの付け下げはそのままだったら誰も着ない。年内に全染に出して来年からバンバン着て20回着たら一回が1600円だ。

考えようだなー。悩ましい。
少し年齢が上の人とかは「着物をどうしよう。」問題に悩んでいる。100枚で2万円とか5000円とか、引き取り値も安い。
捨てるに捨てられない。でも誰も着ない。

昨日の晩御飯は前日に煮込んだおでんが美味しい。蕪菜の油炒め。