遊びをせんとや

毎日できるだけアンテナを張って
おもしろがりながら楽しみたい。
人は「遊びをせんとや生まれけん」です。

私の入眠ルーティーン

2022-11-11 06:59:12 | 日々のあれこれ
暑さが収まっていい気候である。
この季節から初夏まで私の寝巻はシルクパジャマになる。
このシルクパジャマになったとたん、凄くよく眠れるのである。

パジャマにしては値段は張ったが、思い切ってこれにしてよかったと思う。
2枚しかないので常に手洗いするが。
真冬でもぬくぬくで熟睡できる。

寝つきはもともと良かったが、よりコテンと寝るために、8時過ぎにお風呂に入る。
お風呂に浸かるのは5分くらい。
固形の洗顔石鹸に変えたのでネットで泡立てて洗顔し、そのまま身体も洗う。
髪を洗って再度お風呂に3分くらい浸かる。
お風呂から上がったらしばし、休憩して、読書とかする。
3日に一度、お風呂の残り湯を使ってブラジャーとパジャマを手洗いする。
最近、湯船にそのまま漬けて予洗い、風呂桶で洗剤で手洗い、漬けておいて再度湯船で直接すすぎ、湯船の栓を抜き最後に洗濯ものをネットに入れて洗濯機で3分脱水。干すというなんともずぼらなやり方をしている。でもこれだとお湯も電気代も節約できる。

足がつることが多かったのそれを防ぐために9時過ぎくらいから自分で工夫したストレッチとダンベル運動を合わせて15分くらい。
腹筋も30回くらい。
何だか疲れているなと言う時はダンベルは抜く。
9時半過ぎには布団に入る。

読書灯を付けて5分くらい読書するが、すぐに眠くなる。
夜中に2回ほど目が覚める時が多いがすぐにまた眠れる。

5時にアラームを掛けておいて、起床。
たまに4時くらいに目が覚める時がある。そんな時は起きて寝床で新聞を読む。
朝の時間がすごく好きなのでもったいなから早く起きる。

というサイクルで結構熟睡できる。
朝と夕方に血圧を計るけれど、夕方少し高くても熟睡すると朝は平血圧に下がっている。すっきり。
寝ることは大事。

合間を縫って描き始めている次の日本画の作品。
昔使っていた箔を貼ってみました。下手くそだ―。


茶の湯展 ~京都国立博物館~

2022-11-08 06:19:52 | 美術館、博物館
たまたま「利休の黒」「芸術新潮10月号」闘う茶の湯特集を読んだのと京都に呼ばれたために京都国立博物館の茶の湯展に行く。

9時過ぎに着いたけれど館内は結構沢山の人が。

私は芸術新潮に掲載されていた古銅角木花入が展示されているかなと思ったが、なかった。

思いのほか沢山の展示品だったが、茶入の色と形が美しかったのとやはり本阿弥光悦のお茶碗が相変わらず凄かった。

鎌倉時代に中国から作品が伝わり、日本の水墨画の手本となった牧谿の作品も何点かあった。
牧谿が日本の水墨画の手本になったのは十分理解はできる。でも私には牧谿の良さがわかならない。姫路の橋本博司の展覧会でも牧谿の作品は観たんだけれどピンとこない。
長谷川等伯が一番牧谿を参考にしたそうだ。確かに筆致に等伯の松林図屏風の手本になっただろうなとは思えるが、、、。
なんでやろうね。足利義満なんて「瀟湘八景図巻」をバシバシに切ってしまったからか、、、。

一つ印象に残ったオレンジ色の釉薬がきれいにかかったつるっとしたお茶碗があった。
出品一覧表を持って帰ったから後で調べようと思ったがどれかわからない。思い出せない。あかんなー。

鑑賞中に旦那としゃべっていて注意された。すみません。
でも子供用ワークシートにボールペンで記入している人を2人も見た。
一人はお着物姿でもう一人は美術館の人に注意されても止めてなかった。
別のお着物姿の婦人は両手に荷物を下げて草履を引きずるような大きな音を立てて鑑賞されていた。

何だかだった。

「山上宗二記」の文字が美しかったのと「君台観左右帳記」の本物が見れたのが嬉しかった。

改めて長二郎の「楽黒茶碗」や「ムキ栗」を観てるとやっぱり利休は一つのプロダクトを作りたかったのだろうなと思えた。
小ぶりで軽く使いやすくシンプルでどこにでもありそうでないデザイン。
そんな気がした。

お昼ご飯は予約した八百一本店「きょうのおかず」へ
おかず9品のセットにする。

お野菜や果物が新鮮でがとても美味しかった。

日本酒の種類が豊富だった。ダンナが一合、私は90mlを2種類を飲んだ。

 

久しぶりに美味しかった。ここいいです。予約は必須です。

1階の八百屋で赤大根、食べたむかごご飯が美味しかったのでむかご、オクラ、三度豆、すごく安くなっている蓮根を買って帰る。



京都に呼ばれていると思ったら ~突然見つかったカトラリー入れ~

2022-11-07 06:15:33 | 家の事
リフォームした時にキッチンのカトラリーを入れた引き出しの仕切りをどうするか悩んだ。
私の理想は桐箱のようなカトラリーの仕切りが欲しかった。
探してもない。木製は結構高価だったり、サイズが今一だったり。ネットで購入するには勇気がいる。
かといってお値段やさしい〇トリはプロダクトデザインとしては優れているのは認めるが、本当にこれ以上プラスチック製品は増やしたくない。以前のカトラリー入れが少し大きいが入ったのでそのままだましだまし使っていた。隅っこに穴があいてる。

週末、なんだか無性に京都に行きたくなった。呼ばれているような気がした。

目的は京都国立博物館の「茶の湯」の展覧会と三条御幸通りの骨董屋さんだ。
お昼は久しぶりに八百一本館の2階の「きょうのおかず」12:00に予約は取れる。

国立博物館を見終わって、七條甘春堂でお茶を飲み、バスに乗って東山三条までそこから三条通を歩いている時、竹製品を扱っている「竹松」が目に入った。三条通を通っている時はいつも通り過ぎる店なのに、ふと立ち止まり籠やらなんやら見ていると見つけたのです。竹製のカトラリー入れ。
横幅はスライド式になって調整が効く。お値段もそう高くない。
サイズが合うかどうかは心配だったが、深さは大丈夫だし、横幅は調整ができる。奥行は短いと購入。
奥からセロファンで包んである新品を出してくださった。

家に帰って引き出しに入れ替えるとこんな感じ。

ピッタリでした。

これに呼ばれたんだろうなと思った。

やっと手に入ったタン色の皮スニーカー

2022-11-06 06:47:21 | おしゃれ
今までつい少し色が剥げてきたからと捨ててしまった靴で後悔した靴が2足ある。

一足は足首までのグレーの柔らかい皮のショートブーツ。
決してブランド物でもないけれど柔らかくて履きやすかったが、なんだかくたびれてきていた。
捨ててしまって新しい物を買おうと思ったがこれがなかな巡り合えなかった。替わりにと購入したブーツは結局履きにくかった。

もう一足は柔らかい皮のスニーカーだった。メーカーだったがこれもそんなにお値段しなかった。
キャメル色で本当に履きやすかった。
これがまた、皮のキャメル色のスニーカーなんて、ないのだ。トラッドな服装やジーンズの時にもあれがあったらなと何度思ったか。

探すこと2年。駅で男の人が履いているのを発見。
チラ見すると「パトリック」だった。
それからキャメル色の皮ではないがパトリックのスニーカーを2足購入した。
細身でしゅっとしていてそれでいて履きやすい。私の幅広の足にも不思議と合うのだ。

ネットで検索するとあるではないかシュリンクレザーのキャメルではないがタンのようなスニーカー。
けれども靴だけは色味もサイズもやはり現物が見たい。
幸いグランフロントの南館3階にパトリックラボがある。
私のサイズは37。ネットでは1足残っている。
お店で取り寄せてもらって履いてみる。ピッタリ。色味もブラウンだがいい感じ。皮も柔らかい。
2年前のモデルだそうだ。



秋の装いに役に立ちそうです。

気に入った靴は傷んでも修理したりお手入れしたりして簡単に捨ててしまわない方がいい場合もあるなと実感した。
ヒールやパンプスはもう履かないから躊躇なく処分しますけれどね。

11月のランチ その①

2022-11-05 05:58:06 | 日々のあれこれ
文化の日は3ヵ月に一度くら集まる美術教師メンバーでのランチ
お客様をお迎えする場合は前日にだいたい買い物は終えておくのだが、絶対と言っていいほど買い忘れがある。
今回はお客様用の割りばし。と玉ねぎ。トホホである。
焼き立てのバケットを使ったメニューもあったので駅前のパン屋へ旦那情報の「バケットは10時に焼ける。」と信じて行くが「あと30分。」と言われた。ちっがせねただった。
しょうがないので図書館で雑誌を読みながら30分。

熱々のバケットを買って帰る。

前日にメニューは決めていたので、朝一でお品書きを書く。

11月3日のお品書きは
・柿を生ハムで巻いてさつまいものレモン煮、クリームチーズ乗せ
・エビ乗せバケットバター焼き
・サラダ(キュウリ、トマト、セロリ、パプリカ)
・北あかり、チキン、マカロニチーズグラタン
・お刺身(鯛、サーモン)
・牛しゃぶ 月見おろし
・アボガドフリッター、冬瓜の唐揚げ
・鳥シメジご飯 玉吸い、キュウリの糠漬け

 いやー40代はよく食べる。あっという間になくなる料理。
・デザートはお持たせのりくろーおじさんのバナナケーキ、串団子
・果物はお持たせのメロン、シャインマスカット
 いつもそれぞれにお願いしている。どちらも美味しかったです。
・紅茶かコーヒー

 飲み物はスパークリングワイン白、ビール、炭酸水、緑茶

 ということでまた写真撮り忘れました。ぐすん。

 宴の後です。
 
 五時にお開きになりましたが、旦那は滋賀へ登山に行っててかえってくるのは8時前ということだったので
 私一人でほぼ1本の泡を飲んだにも関わらず全ての食器を洗い、拭き上げ、乾かしてしまいました。
 念のために使ったアクリル板もきれいにしてしまいました。

 ちょっと飲み過ぎで頭も痛かったですが、お風呂に入ってぐっすり寝ました。


来年の手帳 ~ちょっと気分を変えて

2022-11-04 06:34:02 | 日々のあれこれ
来年のスケジュール手帳がぼちぼちネットの記事に上がるようになってきた。

手帳、必要なんですよね。やっぱり。仕事してると特に。
私の場合は一週間見渡せるバーチカル型ウィークリーとマンスリーも付いてないとダメ。
でもいつものやつは重いのです。

色々な方がネットで取り上げてはるので実物を見に行った。
まずは引田かおりさんおススメのモレスキン。もともと格子のノートは大好きだったので。でも実物は大きさはいいが、表紙が分厚くて(それもかっこいいのだが)重い。

次にマダムHおススメのデルフォニクス
グランフロント南館地下スミスに各種取り揃えてあった。
手に取ると軽い。薄い。かっきり1月から始まり12月で終わる。余分なページが少ない。だから軽い。
バーチカル。少し予定欄が狭いが、下部に格子のメモ欄あり。

色も色々あったが、私が選んだのはこのブロンズ。
薄いグレーやレモンイエローにも惹かれたが、汚れそうなので、これにした。

横から見ると手帳の小口が渋いゴールドがこれにやられました。
2860円とお高いですがブロンズの派手さも何だか気分が上がりそうで今の私にはいい感じ。
使うのが楽しみです。

「利休の黒」と「芸術新潮10月号」 ~日本の美意識の系譜~

2022-11-03 06:23:56 | ブックリスト
以前書評欄に載っていたので読みたかった尼ケ﨑彬さんの尼﨑彬セレクション①の「利休の黒」美の思想史という本。

何だかピンときた標題に「利休」となっているが利休に関して取り上げているのは最後の方の一章だけである。
何故、茶の湯が現代のような形になったのかを平安の時代から遡って述べている本である。

本屋にはなかったのだが幸い旦那が図書館で見つけてくれたので、予約を入れて借りた。
それと同時に芸術新潮の10月号の千宗屋さんと磯田さんの対談も是非ゆっくり読みたかったので予約を入れて同時くらいに手に入った。


今まで尼﨑さんのお名前は存じ上げなかったけれど、奥付を読むと美学、舞踊学が専門だそうだ。
学者さんである。
今回のあとがきに「利休の黒」は学生時代の卒論の形で最初取り組んだということだ。

頭の良い人の文章はとても読みやすい。取り上げた文献の内容も全て書き下し文にしてあるので所謂現代語訳ね、とても解りやすい。

今まで謎に思っていたことの霧がかなり晴れた。

平安時代の和歌の世界から発した日本独自の美意識が古典や漢文の素養が無くても取り組めるのがお茶の道だったというのだ。
そこへ禅宗という宗教と陶器や茶釜という美術品が絡む。
時の権力者によって左右されながら本流の美意識はちゃんと選ばれし者たちによって受け継がれていくのだ。
田村珠光~武野紹鴎~利休という。これ茶道の成り立ちとして日本史の勉強で覚えたわ。

本の中のロドリゲスという宣教師の書いた文章が客観性を持たせている。「日本人の真性は陰鬱」というのが興味深い。
要するに都会の中に山中を作って隠遁生活をおくっているという世捨て人のような雰囲気ね。
プチトリアノンの侘びさび版です。

芸術新潮では利休の末裔である千宗屋さんが磯田さんと豊臣秀吉の「金の茶室」についてプロデューサーとして前向きに利休も関わったという書いてあるが、私はどうも違うとしか思えないのだ。利休が渋々秀吉に引きずられたと思うねんけどなー。
「利休の黒」の中では名物を投げ捨てるように転がして「このような物」と利休は見せたという記述があったから。あくまでも利休は
権力者としての秀吉に不本意だけど従ったと思うのだけど。素人のあさはかな考えです。

利休が秀吉に切腹を命じられ、その利休のアヴァンギャルドな後継者の古田織部も大阪夏の陣で家康に切腹を命じられる。
なんだか本当の美意識を伝える者は時の権力者には目障りだったんだろうか。

利休が輸入品の「唐物」から国産「今焼き」に道具を変えていって、そこに楽茶碗が生まれる。長二郎は瓦職人だったというのが面白い。
あくまでも日常。

「利休の黒」に出てくる津田宗及ただ一人を客としてもてなした茶会の飾られた「鶴の嘴」という金属製の花瓶がある。
面白いのは利休は花瓶に水を入れても花はないそうだ。派手さは全くなく、ただいいつまで観ていても飽きないという普遍の美しさがあったそうだ。しかも観る人が観ないとその美は解らない。津田宗及の審美眼は利休のお眼鏡にかなったのだ。

この同じ「鶴の嘴」ではないがいたく利休が気に入ったという同じような金属製の花瓶の写真が掲載されている。

藤田美術館蔵の「古銅角木花入」明時代の唐物ですね。茶会に招待された利休がこの花入れをいたく気に入って「大事にするように」と書状を送ったそうだ。

利休の選んだ道具から近代に受け継がれた民藝までなんとなく細い線を感じるのは私だけだろうか。

追伸:「芸術新潮10月号」に特集記事「スティーブ・ジョブスが愛した日本」の記事もとても興味深く、これを読んで利休達の美意識が柳宗理のプロダクトデザインのキッチン用品や現代のアイパッドやアイフォンのデザインに繋がったんじゃないかな?と思った。無駄な物をそぎ落とし、いつまでも飽きない。



突然痛んだ合成皮革ジャケット

2022-11-02 06:09:15 | おしゃれ
急に寒くなってきた。
ほぼ10年前に購入した某デザインブランドの黒の合成皮革のジャケットを今年はたくさん着ようと何度かこの秋に袖を通した。
このブランド、ちょっととがってて好きなのだ。

とある朝、背中にパリパリとひび割れが。

帰宅すると左そでにそのひび割れが細かく広がっている。
こうなると合成皮革は劣化が急激。
あっと言う間に全体に広がった。


昔ずっとしまい込んでいたスキー靴で滑っていてゲレンデの途中でバラバラになった人がいた。
急に冷えるとそうなるんだ。

10年着るとダメなんだなと実感した。
金具とか着いてなくてシンプルなデザインでサイズもちょうどよく良かったのに。

今度は羊皮で気に入ったノーカラーのジャケットを探そうと見つけたらサイズ切れ。
気長に探します。



濱田庄司と柳宗理 ふたりの館長 ~民藝の原点~

2022-11-01 06:22:35 | 美術館、博物館
コスモスを観に行った時に久しぶりに日本民藝館にも入館
濱田庄司の作品と柳宗理のプロダクト作品の展示


民藝と呼ばれている作品を生活の中で使いこなすには天井が高くて梁がごっつくて黒光りしている天井
というイメージがある。でもやっぱり陶芸家濱田庄司の作品には圧倒される。
何だかスリップウエアの器に違和感を覚える私でさえ、ちょっとわざと崩した釉薬の流れに惹かれる。
久しぶりにじんと来た。

二階の柳宗理のプロダクトのデザインの中に

我が家にあるケメックスのコーヒーサーバーとアラビアのルスカのポットがあった。

コーヒーサーバーは探しに探してこのデザインに。
アラビアのルスカもすごく好きなプロダクトデザイン。できたらコーヒーカップも欲しい。
大皿とスープ皿は持ってるけれど普段使いで。
日常の中に民藝。