気ままな撮影紀行

鉄道写真をメインに航空機や一般の
風景写真等の撮影に出かけました。

玄関先を走る郊外電車・熊本電鉄藤崎線(熊本県)

2024年04月23日 | 第3セクター/その他私鉄
熊本県熊本市内を走る熊本電鉄藤崎線は、北熊本駅(きたくまもとえき)から藤崎宮前駅(ふじさきぐうまええき)を走る路線で、終点の藤崎宮前駅と黒髪町駅(くろかみまちえき)間は一般道との併用軌道になってます。一般道路で自動車が走行している横を、路面電車が走行してる光景は珍しくありませんが “郊外を走る通勤電車” が自動車と並走する珍しい区間になってました。
(撮影:2014年8月)

家の玄関先の電車の軌道はバラストを敷いた軌道になっていて、路面電車ではなく “郊外電車” が通過して行きます。








ここから先は右にカーブした専用軌道になっていて、線路脇の右側には 3.3‰(パーミル:1000m進む間に3.3mの勾配がある)の上り勾配の標識が設置されてました。





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急勾配の鉄道路線

2024年04月16日 | 第3セクター/その他私鉄
鉄道が走行するにあたって苦手とするのは、レールの急カーブと急勾配と言われてます。日本ではいわゆる “普通の鉄道列車” で超えられるのは35‰(パーミル:1000m進む間に35mの勾配がある)と決められていて、これを超える急勾配を走行する車両では特認扱いとなってブレーキ等に特殊な装備が施されてます。

【1】大井川鐡道 井川線
大井川鐡道大井川本線を走行するSLの終点駅、千頭駅(せんずえき)から先の大井川鐡道井川線では90‰で普通鐡道での最急勾配になってます。

この急勾配の路線では安全に走行出来る様に『アプト式』で運行されてます。軌道上の2本のレールの真ん中に滑り止めの歯の付いたレールを設置して、アプト式電気機関車の床下にも歯車を取り付け、それらをかみあわせながら勾配の区間を走行しています。その際は必ず坂の下側にアプト式電気機関車を連結して、ブレーキの役目をしながら走行しています。

この区間の列車には乗った事が有ります。進行方向に向かって座ってましたが、下り坂の時は足に力を入れて踏ん張るようにしないと、座席からすべる様な感覚になりました。


【2】箱根登山鉄道
線路脇の 80.00 の標識は80‰の勾配を表しています。駆動力が車輪に伝わってレールとの摩擦に頼って走行する方式では、最急勾配になっており走行可能な限界です。


途中の信号場での列車交換です。ここでは33.3‰の勾配です。


【3】叡山電鉄 鞍馬線
線路脇の標識では 50‰ になってます。
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難読駅名であり珍駅名 『南蛇井駅』・上信電鉄(群馬県)

2023年11月24日 | 第3セクター/その他私鉄
群馬県で高崎駅(たかさきえき)を起点として下仁田駅(しもにたえき)迄を結んで走行している上信電鉄上信線は、路線距離が33.7Kmで駅数は起点と終点を含めて21駅の路線です。終点の下仁田駅から2駅手前の駅が難読駅名であり、その語感から珍駅名と言われてる 南蛇井駅(なんじゃいえき)です。(撮影:2013年8月)

南蛇井の地名の由来は、遥か古い時代に土着していたアイヌ民族のアイヌ語が語源で、奈良時代には南蛇井氏という豪族が存在していた説。また周辺の水場には大きな蛇が出てきた事に由来する等の諸説ある様です。

この駅の開業は1897年(明治30年)で歴史のある駅になってます。駅の構造は島式ホーム1面2線の列車交換可能駅で、朝と夕方の多客時には駅員さんが駐在されてますが、私が訪れた平日の閑散時間帯は無人駅になってました。私が行った時には、富岡製糸場は世界遺産に登録される前でした。

電車走行時に「次はー なんじゃいー ! なんじゃいー !」 と車掌がアナウンスすれば、乗客の関西人からは 「車掌が 分からへんのか !」 との “猛烈な突っ込み” が入りそう・・・・・




















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富士急行大月線 大月駅・富士山駅(山梨県)

2022年07月19日 | 第3セクター/その他私鉄
富士急行線は山梨県大月市の大月駅(おおつきえき)から同県内の富士吉田市の富士山駅(ふじさんえき)を経由して河口湖までを結んで走行しています。大月駅から富士山駅までが富士急行大月線、富士山駅から終点の河口湖駅(かわぐちこえき)までが富士急行河口湖線の2路線で構成されてます。

大月線の大月駅と富士山駅の様子をまとめました。(撮影:2014年10月27日)

【1】大月駅
JR中央本線と富士急線の両路線を直通する列車が設定されており、直通列車はJR線のホームからの発着となってます。
JRの駅は丸太造りの平屋建てで、山小屋風の駅になってました。


上記JR駅のすぐ横にある富士急大月駅です。


富士山のキャラが描かれた『フジサン特急』が富士急線ホームに入線して、ホームでは乗客が待機中です。




【2】富士山駅
大月線終点駅の富士山駅です。この駅は富士吉田駅(ふじよしだえき)として1929年(昭和4年)に開業され、2011年(平成23年)に富士山駅に改称されました。



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京阪電鉄本線 滝井駅⇔土居駅 の距離400m!(大阪府)

2021年12月13日 | 第3セクター/その他私鉄
京阪電鉄本線の滝井駅(たきいえき)と土井駅(どいえき)との駅の間の距離が400mしかない、と聞いたので行ってきました。私が訪れたのは滝井駅で駅のホームから土居駅の方を見れば、確かにすぐ近くに土居駅がありました。

駅には「停車場中心」又は「駅中心」と記された標識の杭が設置されていて、私も以前にどこの駅だったかは定かではないのですが目にした記憶がありました。距離はそこを基準に測定しています。又、会社によっては異なる場合もありますが、ホームの中心から次の駅のホームの中心までを測定したり、駅長事務室の中央迄の距離を測定する様です。

≪1≫線路のカーブした先、右奥に見えるのが土居駅のホームです。滝井駅のホームから土居駅を見たら、“何でこんな近くに駅を作ったの?”と思いました。この1駅間を利用する乗客の方があるのかよくわかりませんが、この距離なら電車の時間待ちの間に徒歩でも充分に到着しそうですね。両駅のホームの端どうしでの距離は、100~200m程しかない様に見えます。


≪2≫滝井駅を発車した電車の最後部の車両がホームから外れる頃には、先頭車両は土居駅のホームにさしかかっている様です。


≪3≫土居駅で上下線の3本の列車が、揃いました。この駅では約1時間半程滞在してましたが、4本の列車が並ぶ事はありませんでした。
この複々線の区間の、写真左側の2本は下り線で、右側の2本は上り線です。


≪4≫滝井駅から土居駅とは逆の大阪市内方向を見ると、隣の駅の千林駅が見えます。この駅も比較的近い様で500~600m程しかない様に見えました。
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