初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

テレビドラマの中抜き

2010年09月01日 23時02分49秒 | Weblog



映画対テレビの「五社協定」に力がなくなると、

大物スターがテレビドラマに進出します。

NHKの大河ドラマ、「赤穂浪士」に

長谷川一夫が出演します

映画でしか見られなかった

スターさんが

次々とテレビスタジオに現れました.

                    … … …

テレビ局の連続ドラマで、田村高廣、田村正和、

小林桂樹、宇津井健、勝新太郎、京マチ子、

有馬稲子、藤村志保さんと

映画スターさんと一緒に仕事ができました。




ドラマ撮りの合間にスタジオに気をつかって

小林桂樹さんはスタッフに面白い話をし、

現場の雰囲気を和ませていました.

田村高廣さんは、スタジオ内では,

いつも笑顔でスタッフと笑い話をしていました。

その田村高廣さんがドラマの中では、

少し固い雰囲気のイメージに映ります。

しかし、田村さんがあちこちのテレビドラマに

出演されているので不思議に思っていました

田村さんのスタジオマナーの爽やかさを見て

合点がいきました.

田村さんの雰囲気がテレビマンに受けたのでしょう.




テレビドラマは生ドラマ時代から

VTR撮りになっていました.

それでも台本の頭から芝居の順番に撮っていました.

それが大物スターがテレビドラマに出演しますと,

大物スターのスケジュールに合わせて

ドラマを作らなくてはならなくなりました。

以後,テレビドラマは映画のように

中抜きのスケジュールになりました。





中抜きといっても、映画スタジオで

1台のNCミッチェルキャメラで

シーンを分解して、あっちのシーンのワンカット、

こっちのシーンのワンカット撮りではありません。

テレビのスタジオは、テレビカメラ、3台から4台で1シーン、

20カットから30カットは撮ります,

中抜きとはいっても、大物スターの出ているシーンを中心に

その前後のシーンを連続してVTRに撮るものでした。