初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

映画監督とテレビディレクター

2010年09月10日 19時46分51秒 | Weblog




映画監督はセットで、煉瓦を一つずつ積み上げて

家を建てるように,1台のキャメラで

ワンカットずつ撮影していきます.

この作品が編集されて完成されるまで

どんな映画になるか分かりません.

すべて映画監督の頭の中で組み立てていますから

制作の過程でこれは面白い作品になるとか

携わる映画のスタッフは長年の経験で

何となく推測するしかありません。






生テレビドラマの制作では,映画と違って、

台本を初めのシーンから終わりのシーンまで連続して、

本読みから立ち稽古,スタジオの

ドライリハーサル、カメラリハーサル,ランスルーと

何回もリハーサルを繰り返します.

               … … …

テレビドラマのスタッフには

この連続したリハーサルを見て

どんなドラマが出来上がるかわかります.

               … … …

ドラマを演出するテレビディレクターは,

映画監督のように,カットのつながりを

考えて演出するのではなく

芝居の流れの中での時々,出演者に注文を出しています.

               … … …

テレビディレクターと出演者のリハーサルは,

本読み,立ち稽古,を行います

そしてドライリハーサルは

スタジオのセットで行います.

テレビセットで,出演者に演技の注文は

ドライリハーサルだけです

               … … …

3~4台のテレビカメラの動きに合わせて

カメラリハーサルとランスルーのリハーサルを行います.

テレビディレクターは、

スタジオの副調整室のディレクター卓座って,

マスターモニターで,出演者の演技を見守るだけになります.

生ドラマですから,やがて放送時間が近付いてきます

スタジオのテレビモニターに,

前番組の後コマーシャルが流れています.

副調整室のテレビディレクターは

「まもなく、本番に入ります」

とトークバックで告げます.

スタジオのADさんの

「5,4,3,2…」

でテレビはドラマに切りかわります。

               … … …

映画監督は、出演者に密着して仕事を進めていきます。

テレビディレクターは映画監督に比べて、

出演者と少し離れているようです