テレビカメラをはじめて見たとき
これがカメラといえるのかと思いました.
それは、カメラと言えば,
レンズとシャッターがついていて
映像を記録するフィルムがあります.
テレビカメラは4本のレンズターレットがついています.
その後に撮像管(イメージオルシコン管)が控えています
テレビカメラの背後には、ブラウン管のファインダー
がついています。ピント(焦点を合わせる)は
カメラの側面のノブをノブを廻します.
ギヤで撮像管を前後させて,
焦点を合わせます.
しかし、映像を記録するものはありません
カメラマンは、レンズを選択して,
画面を作りますが,
カメラマンの仕事はそこまでです。
普通,カメラマンはシャッターチャンスに
シャッターを切りますが,
テレビカメラマンにシャッターチャンスはありません.
テレビカメラからケーブルで副調整室に
送られてきた映像を映像スイッチャーが取捨選択します.
音声を収録するには,マイクロホンを使用します.
マイクロホンにケーブルがついていて,
音声ミキサーに送っています.
… … …
テレビカメラは映像のとマイクロホン
といえるかも知れません
記録装置を持たないテレビカメラを
カメラといえるのでしょうか
長い間,疑問に思っていました.
テレビニュースが銀塩フィルム記録から
ビデオテープによるENG取材になって
ビデオカメラとテープレコーダーが
一対一のケーブルで結ばれました.
私が長年、疑問のテレビカメラが
これでカメラとして納得できるようになりました.