初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

テレビドラマのリハーサル

2010年09月09日 22時38分12秒 | Weblog



生テレビドラマの制作について,書いてみます

原作,脚本が決まって,

印刷屋から台本がテレビ局に届きます.

テレビ局のプロデューサー、ディレクターは,集まった出演者と

台本を中心に本読みを始めます.

本読みには、出演者のほかに脚本家も出席します.

与えられた配役に従って,

出演者は台本の台詞を読み上げていきます.

その脚本(台本)の長さが,テレビドラマ放送時間に

納まるかどうかの

見当をつけます.

本読みが終わった段階で,映像,

音声,照明、大道具,小道具に

台本が配られます.それぞれスタッフは台本を読んで、

ドラマの内容、方向,主張などを理解します。





ここまで、台本が出来上がって,

各スタッフに配られて,本読みが済んだ段階で

急に,そのドラマが何かの都合で中止されることがありました。

                … … …

ドラマ放送日から逆算して、リハーサルが始まります.

本読みが無事済んで,次は,立ち稽古です。

広いリノリューム張りの部屋があります.

大道具が作ったセットの図面(間取り)を

床にチョークで書きます

その上で出演者は,演技を組み立てます.

ここには、映像技術者、音声技術者も立ち会います.

それぞれの立場でこの立ち稽古を見て,

仕事の段取りを組み立てます.

放送日の数日前に、スタジオにセットが建ち上がります。

セットで普段着のままの出演者が立ち稽古の芝居をそのまま

リハーサルします.これをドライリハーサルといいます。

実際に建ち上がったセットでリハーサルをすると

演技上いろいろ不都合なことが生じることがあります.

リハーサルは最初の「本読み」次の「立ち稽古」

そして「ドライリハーサル」と3回リハーサルを

したことになります.






ドライリハーサルが済むと,ドラマのセットの照明セッティング,

音声マイクのセッティングが行われます.

いよいよリハーサルは「カメラリハーサル」になります.

4回目のリハーサルです.

これで問題があれば手直しをして、

最後のリハーサル「ランスルー」が5回目として

最後のリハーサルです.

5回のリハーサルを経て,

テレビとラマの放送時間をスタッフ、出演者は待ちます.