ENG用カメラが各メーカーから発表されます.
東芝は医療用のカメラを
ENG用カメラに改良しました.
ENGで業績を伸ばしてきたのが
池上通信機です.
池上通信機のカメラは,
サービスが徹底していました
特に,海外取材(海外ロケ)は
厳しいスケジュールで
慣れない海外での仕事ですが
池上通信機のカメラを使用していました.
万が一カメラの故障で海外でのスケジュールに
穴が開くと大変です.
海外ロケで、カメラが故障した場合、池上に連絡すると
海外ロケ先に近いサービスセンターから
代替機をロケ先のスタッフに届けると
聞きました.すごいサービスです.
担当スタッフから機材の故障による
予定の狂いが最小限に抑えられたと聞きました.
池上通信機の機材が安心と評判になりました。
日本の映画界で使用されている
キャメラ,レンズはすべて舶来品です
.
舶来品でスタートした映画界は
その機材でうまく仕事が捗っているのに
あえて、日本製の機材を使わないという
保守的なところがありました
日本製の優秀なキャメラ,レンズが
製造されていましたが
国産の機材は映画界に浸透していきませんでした.
テレビが始まって,最初のころは
アメリカ製のカメラ、受像機が輸入されました
これを手本にして、間もなく,
国産のカメラ、レンズに変わりました.
映画と同じ映像の世界のテレビ局及び,
ENG機材の大部分が国産製になりました。
… … …
テレビ用の優秀な国産品機材は外国にも
どんどん輸出されます.