初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

ENG取材カメラ

2010年09月29日 22時25分17秒 | Weblog



ENG取材は,ビデオレコーダーを

肩にしたアシスタントと

ENGカメラを担当するカメラマンの

二人による取材が始まります.

銀塩フィルム、ニュース取材の

16ミリカメラのように

カメラとビデオレコーダーを

なんとか1つにする工夫,改良が

始まります.





アメリカから大量の

ENGカメラの注文を受けると、

ソニー,東芝,日電(NEC)、池上通信機などが

ハンディカメラを製作します.

日本では,池上通信機の

HLシリーズカメラがテレビ局に普及します。





ソニーのENG用カセットビデオテープレコーダーは

最初は肩から下げるような大きな機械でしたが,

やがて、ビデオカメラと組み合わせられるような

小さな機械に改良されました.

池上通信機のHLカメラの後側にプラグインで

ソニーのベータ・カム、レコーダーが取り付けられて

1つになりました.

カメラマンの肩の上にカメラと

レコーダーが乗るようになりました.




カメラマンが電子ファインダーを覗いて,

シャッターチャンスでトリガーを引くと

ファインダー内のターリーランプが明滅して

カメラ後部のカセットレコーダーがスタートして

記録が始まります.

            … … …

テレビカメラ(ハンディ・カメラ)がカメラマンの

トリガースイッチで記録できるようになりました.

            … … …

ハンディカメラを操作するカメラマンと

テープレコーダーを肩にしていたアシスタントの二人組は

解消されます

代わりに音声担当として音声ミキサーがつくことになります。

映像カメラマンと音声ミキサーの二人組になりました。

音声ミキサーは、胸に乾電池駆動のシュアー4チャンネルミキサーを

ぶら下げます.そして竿先に風防をつけた集音ガンマイクをつけて

音声を集音します.

このスタイルがENG取材の標準になります。