初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

写真展テーマ「匠」

2010年09月08日 22時58分44秒 | Weblog



わが「写真研究会・OB会」の

来年の写真展のテーマは「匠(たくみ)」です。

毎年,いろんなテーマを会員がそれぞれ解釈して

作品を作っています.

テーマは四つ切りサイズの3点で

まとめなくてはなりません.

来年のテーマ「匠」はあまりにも

大きなテーマで考えがまとまりません。

先月の作品検討会でも私はテーマが

絞りきれませんでした.

               … … …

普通「匠」と言えば、陶器の作家,

着物の手描き友禅の作者,奈良の仏像などが浮かびます.

これらの作品は,プロの写真作家の領分です.

とてもアマチュアの太刀打ちできるジャンルではありません.




私は酒を断ってから、すっかり珈琲党になりました.

定年退職後、近所の喫茶店に通うようになりました.

小さな地味な喫茶店です

珈琲豆は生で仕入れます.

店に珈琲豆を煎る焙煎機が置いてあります.

熱源はガスです.マスターは納得のいくように焙煎しています.

喫茶店のマスターの心意気に気に入っています.

店に来た客の注文を聞いてから、

一杯分の珈琲豆をコーヒーミルで挽きます。

その挽き立ての豆を小さな瀬戸物のドリップで珈琲をたてます。

「挽き立ての香り…」で客にサービスします。





大阪市福島区の喫茶店で、小さなサイフォンで

一人ずつ珈琲をサービスしている

信念のマスターがいました。

               … … …

同じ福島区の別の喫茶店のマスターは、

珈琲豆をコーヒーミルで粉にして

大きな篩で珈琲豆の殻を取り除いているマスターがいました。

理由は「珈琲の苦みを取る…」と聞きました。

              … … …

小さなサイフォンの喫茶店のマスター

珈琲粉を篩にかけて苦みを取り除いているマスター

この二店が心に残っている喫茶店でした。




近所の喫茶店のマスターが

一杯ずつコーヒーミルで挽き立ての珈琲をサービスしています。

探し求めていた「匠」が近所にいました.

マスターは私の写真展のテーマに快くOKを出してくれました.

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繁華街の華美な喫茶店に比べて,

三つの喫茶店とも地味で値段が安いのです

               … … …

マスターを被写体に組み写真を撮り始めました.

どんな作品が出来上がるのでしょう…。