初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

コマーシャル写真

2010年09月24日 22時26分13秒 | Weblog




コマーシャル写真の現場を

見せてもらったことがありました。

製品のアップの写真でした.

テーブルの後が背景となったL字型のテーブルの上に

ビロードのような敷物を敷いて

その敷物の上に,製品がセットされました.

              … … …

そのL字型のテーブルのまわりに

ストロボライトが斜め上からのメインライト

L字型テーブルの後から製品のエッジを

引き立てる逆光のストロボライト

カメラサイドからおさえのフィルインの

ストロボライトがセットされています.






各々のストロボライトには

モデリングライトがついています.

このモデリングライトは

タングステン電球が入っています.

このモデリングライトを

露出計で照度を決めます.

メインライト2,フィルインライトは1,

バックライトは1など

照明のコントラストを決めます.

このコントラストは担当カメラマンの

感性です.




L字型テーブルのライティングが決まると,

テスト撮りが行われます.

カメラのシャッターを切ると,

カメラに連動してストロボのモデリングライトが

消えます,

そして,ストロボの閃光が走ります.




撮影には,シートフィルム4×5(しのご)を

使う蛇腹のビューカメラです。

担当カメラマンから

「普通のロールフィルムカメラ(ブロニー判)で

良いのですが,クライアント(スポンサー)が

普通のカメラだと満足しません…」

と悩みを聞かされました.

クライアント(スポンサー)にしてみれば、

高い料金を請求されるのであれば

見たことのないような珍しい

大げさなカメラで仕事を

してもらいたいのでしょう…





コマーシャル写真の現場で,

まず,インスタントフィルムの

ポラロイドパックをカメラに装填して

テスト撮りを何枚も何枚もしていました.

担当カメラマンは,ライティングの状態や

レンズの選択を確認しています.

出来上がったテスト撮りの

プリントをクライアントに見せて

了解を取ります.

クライアントがOKを出せば,

カメラにシートフィルムを

装填して本番の撮影に入ります.