初心者の老人です

75才になって初めてVISTAを始めました。

録画ドラマの「中抜き」

2010年09月11日 21時57分49秒 | Weblog



テレビの生ドラマは、VTRの録画撮りに移行していきます.

VTR録画の初めは,

台本の初めから終わりまで,

生ドラマのように連続して演技を続けます.

それをそのままVTRに撮ります

録画中に出演者の台詞の間違いやトチリが出ますと

最初から録画をやり直していました.

やがて、VTRも電子編集という技術が現れます.

これは高価なVTRテープを切断することなく,

編集できるようになりました。

生ドラマの尺数は15分、30分,でした。

それがVTRの録画撮りドラマとなって

一時間、二時間ドラマと長くなっていきました.

ドラマが長くなると,セットの数も多くなります.

セットごとに録画撮りをするようになります.

ドラマ撮り初日は,Aスタジオのセットで録画撮りをします

2日目はBスタジオの違うセットで撮ります

3日目は,セットを建て替えたAスタジオに戻って

録画撮りをします。

部分撮り(中抜き)のVTRを台本のストーリー通りに

編集して完成します.

セットの都合で,映画のように中抜きで,

撮るようになりました.





映画とテレビの「五社協定」もなくなって、

大物映画スターが

テレビに出演するようになります.

映画スターのスケジュールで部分撮りが始まります.

セットの都合や映画スターのスケジュールで

テレビドラマの「中抜き」が始まります。

               … … …

テレビドラマの「中抜き」録画は,映画のようにシーンを

分解してワンカットずつの徹底した「中抜き」とは違って,

各シーンを3~4台のテレビカメラで撮っていきますから,

そのシーンの中は連続して録画撮りをしています.

                … … … 

やがて,本番の用意ができると,副調整室内のディレクターは、

「シーン××、本番まいります」

VTRをスタートさせて

「30秒前…」

とトークバックでスタジオに告げます.

あとはスタジオのADさんの

「10秒前…、5,4,3、2…」

とカウントして

「中抜き」シーン撮りが始まります.